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【2022年に考えたい!】人気留学先ランキング・そこから考える留学先の選び方!


海外留学に行きたい!!!と思い立ったけれども、選択肢がありすぎてどの国を選んだらいいか分からない・・・

みんなどんな国を、なんで選んでるの??という方のために、人気留学先ランキングと、留学先の選び方についてまとめました!
また、今密かに流行っている留学先についても書いてますので、留学先選びの参考にしてください。

今人気の留学先とは?最新留学先ランキング!

早速ですが、一般社団法人海外留学協議会が2020年1月にまとめている、最新の海外留学先のランキングを見ていきましょう。

 

出典:JAOS公式より

アメリカ、オーストラリア、カナダ、イギリスの四天王は相変わらず健在ですが、4位にフィリピンが来ているのは驚きですね!

フィリピンは、マンツーマン授業をリーズナブルな価格で受けられるということで、短期留学をする人が急増しています。
主に、欧米の国でワーキングホリデーで渡航する予定がある人や、社会人で1週間から3週間程度の短期の留学をする人などが大幅に増えていることが大きな要因です。

少しデータを深掘りして見てみると・・・?

ざっとデータを見ると、誰もが知っている主要国がやはり人気というところですが、もう少し細かいところまで掘り下げていきます。

前年比では、アメリカやオーストラリアが減っている

実は、前年に比べてアメリカとオーストラリアに渡航する人が合わせて1,000人以上減っており、アメリカに至っては前年比で5%以上の落ち込みがありました。これは主に、語学留学を目的とした渡航が減っていることにあります。

近年はマルタ島など、語学留学の選択肢が多様化していることが一番大きな要因と言えます。

留学の目的の半数以上は短期の語学留学

海外留学をする人の半分以上が、3ヶ月未満の語学留学となっています。

JAOSの統計では、所属する大学経由での申し込みなどを含んでいないため、実際は半分を割り込む可能性はありますが、いずれにしても、短期で英語力を向上させたい人が依然として増え続けているのが現状です。

ランキングに含まれない、「その他」が2,000人!

うっかり見落としてしまいがちですが、実はランキングの14位までに含まれていない「その他」の国に留学する人が2,000人以上もいます。

当ブログでもお伝えしていますが、留学は今や特別なことでは無くなっており、より貴重な体験をするために、日本人があまり行かない国へ留学する人が増えています。

私としても、ぜひ新しい体験のために、ニッチな国への留学が増えていってほしいと思っています。

結局、どの国を留学先に選んだらいいの?

じゃあどの国を留学先に選べばいいのか、という点ですが、上記のフィリピンの例を見て分かるように、留学の目的によって行く国を選ぶのが理想です。
そりゃそうだ、と思うかもしれせんが、意外と気づいていない人が多いです。

長期で滞在したいのに、1年もフィリピンにいるよりは、最初の3ヶ月をフィリピンで過ごし、後の9ヶ月をオーストラリアにチャレンジしてみる、などの柔軟な計画を立てることが、留学の成功の近道になります。

そこで今回は、留学の目的別に留学先の選び方についてまとめました。

①長期の語学留学で、思いっきり英語力を伸ばしたい方

長期留学(3ヶ月〜)を検討されている方は、アメリカやオーストラリアなどネイティブの環境にどっぷり浸かれる国がオススメです。英語力に自信が無くても、これらのメジャーな国の語学学校では初級コースも多数開講されているため、特に心配はありません。

ただ、シェアハウスや、食事なしのアパートでの滞在を検討されている方は、生活のためにある程度の語学力が必須になります。

そのため、最初の数ヶ月は学校付属の寮に滞在したり、上記で述べたように、フィリピンなどのリーズナブルに会話力を伸ばせる国で、しばらく学習に取り組むなどの工夫が必要です。

②ワーキングホリデーを目指す方

ワーキングホリデー(以下、ワーホリ)は、海外で働きながら英語力を伸ばせる、素晴らしい滞在方法です。年齢制限が国によって設けられていますが、可能であればぜひ挑戦すべきだと思います。

ワーホリを目指す際に気をつけてほしいのが、英語力が足りない場合、思ったような仕事に就けないことです。
せっかくの機会を無駄にしないためにも、きちんと英語力を付けて渡航することを絶対にオススメします!
選択の幅を広げておかないと、後で必ず後悔します・・・

ある程度の英語力があれば、現地で数ヶ月集中して語学学校に通えば、現地のなまりや文化などにも慣れます。
仕事をすることは学生として海外に渡航することと全く違いますので、いずれにしてもきちんと準備をしていきましょう。

また、ワーホリというとカナダやオーストラリアのイメージが強いですが、アイルランド、ハンガリー、スペイン、スウェーデンなど、実に多くの国が提携を結んでいます
中には英語を使って仕事をする国もたくさんありますので、この機会に新しい言語を学びつつ、現地で英語を使う仕事をすることも視野に入れ、幅広く行き先を探しましょう。

そして、EFのランキングでも紹介されているように非ネイティブの国で世界一の英語力を持つオランダも、ワーホリが始まったことで急激に人気が出ています。

語学学校に通い、その後働く形ならオランダ生活に馴染みながらしっかりとやりたいことができるでしょう。

オランダでのワーホリ留学についてはこちらでも紹介しています。

③海外就職を目指す方

近年は海外の企業に転職する方も増えており、退職を機に海外で新たな仕事を探したい!と思っている方もいらっしゃると思います。

希望する国、職種で就職先を自由に探すには相当の語学力が必要ですが、行き先に関してはもっと選択肢を広げてみたほうがいいこともあります。

以前、ベトナム留学についての記事にも書いていますが、例えば東南アジアでは経済の急成長に伴って、日系企業が多く進出していることから、日本人の求人も多く出ています。英語力に自信が無くても、現地の言葉を日常会話程度でも覚えたり、資格や特殊な知識を得ることでグッと海外就職が近づきます。

日系企業に正式就職となれば、就労ビザの手続きも会社で行ってくれる場合が多いので、長期滞在に制限があるアメリカなどの先進国だけでなく、ニッチな就職先を探し、それに合わせた留学プランを立てることが近道かもしれません。

④短期で英語力を伸ばしたい!という方

短期(〜3ヶ月)の方は、より多くの選択肢を一度考えてみてください。

1週間から3週間程度の留学であれば、フィリピン、マレーシア等の、日本から近く、マンツーマン授業の体制が整った国への留学がオススメです。
日本人が短期で結果を出すためには、会話の量を増やすことが不可欠です。

一方、1ヶ月から3ヶ月の間での留学については、現地の文化に触れる時間も十分に取れるはずなので、英語力の向上に加え貴重な体験ができる国をぜひ選んでみてください。

当ブログで紹介していますが、ドバイ南アフリカイスラエルなど、世界には本当に多くの国や地域があり、それらの多くは留学先としても選ぶことができます。
これらの国々は、今密かにブームが近づいており、日本人の留学者もじわじわと増えているんです!!

ニッチな留学先の選択は、英語学習以上の大きなメリットをもたらします。興味がある方は、ぜひ一度見てみてください。
「え、こんな国にも留学できるの?」と言える新しい留学先が見つかるはずです。

⑤TOEICの点数を上げたい!という方

あえて書かせてもらいますが、TOEICの点数をとにかく上げたい!という方は、留学プランを一番しっかり練る必要がある人だと私は思っています。

TOEICは、普通の受験者の方々はReadingおよびListeningの試験を受けるはずです。
内容はビジネス英語が中心で、文法問題の配点をそれなりに高く、日本人にとっては都合のいいテストだと個人的に感じています。

フィリピンの語学学校で働いていた時に、TOEIC対策で来ていた生徒さんを見ていて強く感じましたが、やはりTOEICは自習が一番点数が伸びます。

特に文法を含むReadingは、留学先で外国人の教師に英語で説明されるよりも自分でやる方が圧倒的に効率が良いので、Readingを伸ばしたい生徒さんには留学は向いていないと言えます。

例えば、Present ContentiousとAdverbってどういう意味でしょうか?

これは「現在進行形」と「副詞」という意味ですが、こういった日常生活では馴染みのない文法用語も使いながら英語で説明され、理解が不十分になるくらいなら、日本語の文法書を穴があくまで読み直す方がよっぽど分かりやすいと思います。

一方的にデメリットばかり述べましたが、仮にTOEIC対策を留学でするなら、Listeningを英語環境の中で伸ばすか、発音矯正によって理解を深めるなどが効率的です。
発音矯正は、特に聞き取り力にも直結するので、これは留学ならではの大きな強みです。

留学は基本的に、アウトプット(Speaking,Writing)を伸ばすことが主な目的だと考えた方がいいでしょう。それでもTOEICの点数を上げたいなら、マンツーマン授業で英語環境に浸かることができるフィリピンなどがベストです。

まとめ

留学先の人気ランキングと、留学先の選び方についてご紹介しました。

みなさん、多くの留学先がある中で一つの国に絞るのは難しいと思いますが、私はなるべく多くの選択肢を持った上で、納得のいく決断をしていただきたいと思っています。

個人的には、「この国に行ってみたい!」というエゴも含めて理由になると思ってます。留学は英語力を向上させるためだけでなく、知見を広げ、たくさんの経験をすることに意味があるんです。

なお、フィリピン留学の長所をたくさん書きましたが、もちろん欠点もたくさんあるのは事実です。

フィリピンなどのマンツーマンによる会話特化型の留学先については、短所も踏まえ記事にしています。

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また、ニッチな留学先についても随時更新していきますので、興味のある方はぜひご覧くださいませ。

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