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こちらの記事では、私が実際に通っていた
Højskolen på Kalø（カルーホイスコーレ）の特徴と魅力をお伝えします。
結論からいきます。
ずばり、カルーホイスコーレの特徴は
デンマーク初心者に最適な学習環境と自然豊かな住環境
です！
さっそく見ていきましょう。
もくじ
Højskolen på Kalø（カルーホイスコーレ）概要
Højskolen på Kalø（カルーホイスコーレ）
2種類のコース
カルーホイスコーレでは2つのコースが提供されています。
・デンマーク語＆文化コース
・アウトドアコース
文字通り、
「デンマーク語＆文化コース」では
デンマーク語とデンマーク文化を学ぶことができます。
デンマーク語とデンマーク文化の授業は基本的にデンマーク語で開講されますが、必要に応じて英語に訳してくれたり、英語で行われる授業もあります。
申込時にデンマーク語ができる必要はありません。
授業の種類、内容については後述します。
「アウトドアコース」では
本格的なアウトドアを学ぶことができます。
私のルームメイトはアウトドアコースに参加しているデンマーク人でした。
彼から聞いた話と外から見ていただけで、実際に参加したわけではありませんが、アウトドアコースの概要をお伝えします。
本格的なアウトドアって何？って感じですが、
カリキュラムの中に、無人島での5日間のサバイバル生活が含まれている。
といえばイメージしやすいでしょうか？
しかも1人1島！！！
1人1島。。。結構なパワーワードですね（笑）
このサバイバル生活、スマートフォンなどの電子機器の持ち込みは当然禁止、テントといった設備、食料も持ち込みできません。
コースの中で学んだアウトドアの技術を使って、自力で5日間生活します。
超本格的！というかアウトドアの極みですね。
聞くところによると普段の授業もかなりハード。
・朝から夕方までひたすらカヌーツアー
・夕方から次の日の朝にかけて行われる狩り（ガチの猟銃を持って出かけていきます）
・10ｍ級の木登り（当然命綱有り）etc…
サバイバル生活をはじめ、危険が伴う科目もあるため、
安全性の確保のための情報共有、手順の説明などがアウトドアコースではマストです。
そのためアウトドアコースに参加するためにはデンマーク語力が必須となります。
カルーホイスコーレの授業とイベント
必修科目
・デンマーク語
・デンマーク文化
選択科目
・スポーツ（球技、フィットネス etc…）
・アウトドア
・音楽（楽器、歌）
・料理
・クリエイティブ
・メディテーション
・英語
主なイベント
・ウェルカムパーティー
・スタディツアー（コペンハーゲン）
・ナショナルメルデー（生徒それぞれが自国の料理を作り、みんなで食べる会）
・カルチャーフェスティバル（100名以上の外部のお客さんが訪れる文化祭）
・フェアウェルパーティー
※選択授業やイベントはセメスターによって異なります。
ロケーション
第二の都市Aarhus（オーフス）からバスで40～50分。
ロンデ（Rønde）という町にカルーホイスコーレは位置しています。
校舎と宿泊施設があるのは、なんと国立公園（Mols Bjerge National Park）の中。
敷地の中は緑で溢れ、1歩外にでれば海岸線。非常に自然に恵まれています。
国立公園というと町へのアクセスが気になるところですが、
カルーホイスコーレの立地は町へのアクセスも悪くありません。
基本的に移動手段はバスになります。
第二の都市Aarhus（オーフス）まで約40～50分、
近くのスーパーマーケットまでは約10分と生活物資の調達には全く困りませんし、休みの日は都市部へのお出かけも容易にできます。
費用
春コース（24週間）
デンマーク語＆文化コース：36,000 dkk（約580,000円）
アウトドアコース：38,000 dkk（約610,000円）
秋コース（18週間）
デンマーク語＆文化コース：28,500 dkk（約460,000円）
アウトドアコース：30,500 dkk（約490,000円）
※1dkk＝16円で算出しています。
学費、宿泊費（2人1部屋）、食費（平日3食、休日2食）など込々でこのお値段。
正直言って破格です。
そもそもフォルケホイスコーレってなに？
そもそもフォルケホイスコーレってなに？という方や、他のデンマーク留学の形も知りたいという方は↓の記事で解説しておりますのでご一読ください。
フォルケホイスコーレのポイントはこんな感じです。
・約70校のフォルケホイスコーレがデンマーク各地に点在している。
・17歳以上なら誰でも入学できる。（国籍、性別、年齢を問わない）
・デザイン、アート、ジャーナリズム、エコロジー、哲学、メディテーション、料理、アウトドア、スポーツ、音楽、映画等々、学べる分野は様々。
・基本全寮制
・テストや成績が存在しない。
・運営費用の約3分の2（学校による）が国からの補助金のなので、費用が安い。
・1セメスター約4か月～6ヶ月
カルーホイスコーレ 3つの特徴と魅力
ずばりカルーホイスコーレの特徴は、、、
冒頭でもお伝えしましたが、
デンマーク初心者に最適な学習環境と自然豊かな住環境
です。
特徴を深堀していきましょう。
0から学べる！デンマーク語＆デンマーク文化
カルーホイスコーレではデンマーク語を０から学ぶことができます。
最初にデンマーク語のクラス分けテストとインタビューがあり、
レベルに合ったクラスに振り分けてくれるので、極端に言えばデンマーク語の知識が０でも心配ありません。
授業は1クラス10人前後で、1日3時間×週4日行われます。
※セメスターごとに人数やクラス構成は異なります。
基本的にデンマーク語の授業はデンマーク語で行う方針ですが、初心者クラスに振り分けられた生徒が最初から理解できるはずがありません。
当然先生もそれはわかっていますので、英語を交えて授業を進めてくれますし、英語で質問すれば英語で返答してくれることがほとんどなので分からなければどんどん質問できます。
ちなみに、デンマーク語は他北欧諸国の言語をはじめ、英語、フランス語、オランダ語などに似た言語形態なので、それらの教養があると頭に入ってきやすいです。
デンマーク文化はデンマーク語の授業内でテーマとして扱われるほか、英語で教えてくれる授業もあります。
また座学だけではなく、同じ国立公園内にある幼稚園を訪問したり、
専門学校の学生を学校に招いて一緒に授業を受けたり、
高齢者の施設に訪問してインタビューを行ったりと、様々なイベントを通してデンマーク文化を身をもって体験することができます。
デンマーク語とデンマーク文化を学べるカリキュラムゆえに、カルーホイスコーレには世界各国から様々なバックグラウンドをもった人が集まります。
私が通っていたセメスターでは、12ヵ国（オーストラリア、ネパール、イラン、カメルーン、コスタリカ、ベトナム etc…）から生徒が集まっていました。
3つの魅力の中には入れませんでしたが、国際色豊かというのも大きな魅力の1つです。
ロケーション 豊かな自然の中で暮らす
前述した通り、カルーホイスコーレは国立公園の中に位置しています。
国立公園の範囲は2,500ha！
日本の国立公園と比べると控えめなサイズですが、
東京ドーム約535個分の広さです。台東区2.5個分くらいです。
都市部に住み、家と職場や学校を往復する日々をお送りの皆様、
ご想像の通り国立公園の中での生活は世界が違います。
アウトドアコースの存在
豊かな自然で溢れている学校の立地を活かしたこちらのコースは、
外部講師にデンマークで有名な講師を招いていることもあり、デンマーク人に人気のあるコースです。
そもそも、アウトドアコースに参加するにはデンマーク語でのコミュニケーション能力が求められるので、参加者のほとんど100%がデンマーク人というわけです。
コースは違えど、彼らと生活を共にするわけですから、自分次第でデンマーク語のアウトプットの場をいくらでも設けられる環境がカルーホイスコーレにはあります。
座学＆自主学習でインプット、
留学生同士でアウトプットの反復練習、
ネイティブスピーカーとの会話を実践。
デンマーク語学習者にとって、これほどバランスが取れた学習環境はなかなかありませんし、自分で環境を作ろうとしてもできるものではありませんよね。
まさに目から鱗の環境です。
まとめ
カルーホイスコーレいかがでしたでしょうか？
魅力が少しでも伝えられていたら幸いです。
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