IT先進国エストニアー日本間のワーキングホリデー協定がエストニア議会で可決されました!
バルト三国としては、一足先にワーキングホリデーが開始されたリトアニアに続き2か国目となります
日本人にとってエストニアは馴染みのある国とは言えませんが、近年は観光地として人気になりつつあり、ワーキングホリデー協定によってさらに注目が集まることでしょう
今回はそんなエストニアの基本情報、留学の特徴、留学費用等を解説いたします!
もくじ
エストニアってどんな国?
エストニアはバルト三国の中で最も北に位置する国です
面積は日本の約9分の1、人口は約132万人と日本の約100分の1と、とってもこじんまりとしていますね
ちなみに、バルト三国はバルト海東岸に沿って並んでいるエストニア、ラトビア、リトアニアの三国を指します
50音順に北から並んでいると覚えておくと順番を間違えませんよ♪
首都はタリン、街の名前は何となく聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
中世ヨーロッパの街並みが残るタリン歴史地区は1997年に世界遺産に登録されており、観光地として非常に人気を集めています
エストニアの特徴
そんなエストニアですが、近年はIT先進国、スタートアップ大国として世界中のグローバル企業から注目を集めているんです
特徴1 IT・スタートアップ大国
エストニアでは、ほとんど全ての行政手続きをネット上で行えたり、小学校でプログラミングの授業があったりと、IT先進国らしい特徴がたくさん!
世界中で使われているコミュニケーションツール「Skype」はエストニア生まれだそうですよ!
また、アマゾンをはじめ世界各国のグローバル企業が、ヨーロッパ進出やIT・ブロックチェーン開発の拠点にしたり、スタートアップに出資したりと、エストニアに続々と進出しています
今世界から注目されているホットな国であることは間違いありません!
特徴2 暮らしやすい
以下3つの観点からエストニアは非常に暮らしやすい国といえるでしょう!
・経済が安定している
バルト三国の中では最も経済が安定しているといわれています
IT産業の誘致が進むほか、観光産業も発達しており緩やかに、安定して成長を続けています
・治安が良い
エストニアの治安はかなり良好!強盗や殺人などの凶悪犯罪の発生率はかなり低く、盗難などの軽犯罪についても、普通に気をつけていれば滅多に遭遇しないと言えます
とはいえ、タリン歴史地区周辺など、観光客が多く集まる地区では必然的に盗難などの軽犯罪が起こりやすいので注意が必要です
・物価が安い
家賃、食費、公共交通機関、タクシーなど、どれをとっても日本よりも安い!
家賃はタリンの好立地であっても4万円前後(ワンルーム)で見つかりますし、外食もEU圏では珍しく安価です
エストニアの言葉
公用語はエストニア語、英語は通じるの?
公用語がエストニア語と聞くと、一気に留学のハードルが上がりますよね、、、
エストニア語なんて見たことも聞いたこともない!という方が多いと思いますし、現地の言葉がわからないと生活が難しいとイメージされる方も多いかもしれませんが、
エストニア語ができなくても心配ご無用!
といいますのも、エストニアの英語レベルは日本とは比にならないくらい高いので、日常生活で困ることはほとんどないといっても過言ではありません
受験者数が足りなく、2018年度の英語能力指数(EF EPI)の調査対象外となったようですが、過去の調査では70ヵ国中7位にランクインしている非常に英語力の高い国なんです
エストニアは調査対象外でしたが、2018年度の英語能力指数(EF EPI)をもとに非英語圏の英語力ランキングをまとめています
どんな留学ができるの?
英語が通じて暮らしやすい、そんなエストニアでどんな留学ができるかご紹介します!
ワーキングホリデー
25ヵ国目のワーキングホリデー協定国となるエストニア
先日エストニア議会で可決したばかりなので、詳細はまだ決まっていないようです
最大1年間滞在可能、18~30歳であれば申請可能という情報以外はまだ出てきておりませんので、発表があり次第こちらのサイトでご紹介します!
参照:https://estonianworld.com/business/estonia-and-japan-agree-a-visa-free-working-holiday-arrangement/
大学
エストニアの大学では多くの場合、英語のプログラムが用意されています
上述したようにエストニアはIT先進国!
当然ながら大学に関しても、IT分野のレベルが非常に高いことで有名です
周辺のヨーロッパ諸国からも留学生が集まるので、多様な文化に触れながら最先端のテクノロジー、サイエンスにどっぷりつかってみてはいかがでしょうか?
留学費用は学部によって大幅に異なりますが、医学部や農学部などの学費が高い学部を除くと、おおよそ35~70万円ほどになります
IT人材として海外就職も可能!?
というのも現在エストニアでは、IT産業の誘致が非常に順調な反面、IT人材が慢性的に不足していると言われています
エストニアの学生ビザであれば、大学卒業後270日間の滞在が許可されているほか、就労も許可されているので、卒業後に現地就職することも可能なんです!
大学の一例
・タリン大学
人文系ならタリン大学!文系大学の中で最も有名な大学です
タリンの中心からほど近い好立地で生活しやすく、サマーコースなどの短期プログラムも実施しているため、長期留学の前に短期留学で様子するのもあり!
・タリン工科大学
IT人材を毎年多数輩出しているエストニア唯一の国立理系大学
IT分野のレベルが高いことは言うまでもありません
最も特徴的なのは、留学生の数!
なんと学生の30%以上を留学生が占める超国際的な大学なんです
世界各地から高度なIT教育を求めて優秀な学生が集います
語学学校
エストニアには英語が学べる語学学校も複数あります
ヨーロッパで、安く、快適に英語を学べる語学学校をいくつかご紹介します!
ワーキングホリデーと合わせて、英語力を伸ばしたいという方や、大学への留学前に語学力を伸ばしておきたいという方にはもってこいです
Multilingua Language Center
タリンの中心にある好立地の語学学校です
多くても8名までの少人数制グループレッスンであれば60時間(3~4か月)で7万円ほど
もちろんマンツーマンレッスンも選択可能です♪
IH Tallinn Language Centre
世界的な大手語学学校グループで、こちらもタリンの中心に位置する好立地!
魅力的なのは授業料の安さと大手ならではの安心感
グループレッスンであれば80時間(3か月)6万円ほどで通うことができます
なぜエストニアの語学学校で英語?と思う方もいらっしゃるかもしれません
確かに、安さで選ぶなら東南アジアの語学学校でよかったり、ネイティブスピーカーの授業を受けたいのであればカナダやオーストラリアなどのほうがよかったりします
留学の目的を今一度見直して、自分が本当に望んでいる留学の形を模索してみてください!
まとめ
新ワーキングホリデー協定国エストニアの留学事情、いかがでしたでしょうか?
世界のグローバル企業から注目を集めているエストニア
他のヨーロッパの国々と比べると留学費用や滞在費が安く、治安も良く、街も美しい、そんなエストニア留学の魅力が少しでもお伝えできていたら幸いです
現状、日本人の留学先としてはかなりマイナーですが、ワーキングホリデーの提携を皮切りに人気の留学先になっていくかもしれませんね♪
今後ワーキングホリデーに関する情報が発表され次第、こちらのサイトでお知らせいたしますのでお楽しみに!