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【ワーホリinカナダ!】独学でジョブオファーを勝ち取ったYoutuberに特別インタビュー!〜前編〜


こんにちは!

今回はシリーズ第1回として、Youtuberとして活動をしながらカナダでのジョブオファーを獲得し、ワーキングホリデーで夢に挑戦する女性のインタビューをお届けします!

私たちが今回取材をさせていただいたのは、Youtubeで英語学習法などを発信しているChipさんです。

英語学習で挫折を経験しながらも、地道に努力を積み重ねることで海外で働く目標を叶える姿にきっとみなさんも勇気をもらえるはずです!

インタビュースタート!

はじめまして!ニッチな海外留学辞典の運営、Kyoheiです!
Chipさんがご自身のYoutubeチャンネルで
「ジョブオファーをもらってカナダに渡航する!」
とおっしゃっていたので素晴らしいお話が聞けそうだと思い、オファーさせていただきました!
そのあたりを今日は詳しくお聞きしたいと思います!
よろしくお願いします!

同じく運営のDaikiです!
今日は楽しいお話が伺えたらと思います!
よろしくお願いします。

Chipです!ぜひお力になれたら嬉しいです!
こちらこそよろしくお願いします!

いきなり英語の挫折を味わった学生時代

まずは英語学習の経緯についてお伺いしたいのですが・・・
英語は昔から興味があったんですか?

中学1年から義務教育として英語学習が始まったんですが、その頃から英語が好きで得意だったと思います。友達に聞かれたら教えたりして、とても楽しんでいた覚えがあります。
当時住んでいた地元の街がウェールズと姉妹都市協定を結んでおり、高校2年のときに、市から2名がウェールズに留学生として渡航できる機会がありました。
安く行けることもあり、「これは絶対に行きたい!」と思っていました。

おお!高校生のうちから留学する機会があったらとても良い経験になりそうですね!

そうなんです!
結果的に5人の応募があり、そのうちの2人の中に選ばれて2週間のウェールズ滞在を叶えることができました。それが私にとって初めて海外に出る機会になりましたね。

しかし、その時さらに英語への興味が増したかというと、実はそうではなくて。逆にウェールズで大きな挫折を経験したことでモチベーションが下がってしまったんです。

一緒に派遣されたもう一人の子は中学生で、ホームステイ先も同じだったんですが、その子が英語でも文法など気にせずどんどん喋る子だったんです。
私は高校生でその子よりお姉さんだったし、中学時代から積み上げてきた文法の知識もあって自信があったのに、それでむしろ「正しい英語を使わないと…」とすごく気にしてしまって…。いろんな感情の中で全然英語で話せず、ホームステイ先の家族にも「シャイだよね」みたいなことを言われてしまいました。

せっかく念願だった留学ができたのにとても悔いが残り、大きな挫折になりました。

いきなり挫折・・・。ここからどう巻き返すのかすごく気になりますね・・・。
ではそんな高校生活を経て、大学在学中はどんなことをされていましたか?

大学では国際文化を学ぶ学部に在籍していましたが、政治など幅広いことを学ぶカリキュラムで、英語を中心的に学ぶわけではありませんでした。
ただ、よさこいサークルに入っていたので海外の方にも胸を張って話せるいい経験になりました。

英語学習に関しては完全に高校時代のモチベーションの低さを引きずっていて、在学中にTOEICを受けたんですが380点くらいで。
就職活動の時期を迎えた頃には、心のどこかで「英語を使った仕事がしたい!」と思っていましたが、ウェールズでの挫折やTOEICが低かったこともあって「私には英語を使った仕事は無理かな…」と諦めてしまっていました。
就職氷河期だったこともあってなかなか内定がもらえない中で、やっと決まった仕事が英語を使う機会がないシステムエンジニアの仕事でした。

キャリアを振り返るきっかけになった社会人生活

大学時代はかなり英語と距離を取っていたんですね。
システムエンジニアのお仕事は、どのくらい続けられたんですか?

転職せず、結果的には7年間その職場でお世話になりました。でも入社してからは意外に英語を使う機会があって、フィリピン人とのミーティングがあったりすると「お前が通訳やれ!」みたいな感じで指名を受けることがあって。何言ってるか分からないこともたくさんありましたが、分かってるフリをしたりしてなんとか乗り切っていましたね(笑)

す、すごい・・・(笑)システムエンジニアというとお仕事自体も大変そうですけど、どうでしたか?

確かに残業も多かったりしましたが、残業代はしっかり頂ける会社だったので、そこで貯めたお金でその後の行動に余裕が持てた部分はありますね。

なるほどなるほど。仕事を辞められたのは、やっぱり忙しさが理由ですか?

いえいえ、大変だったけれどみなさんにとても良くしていただいたし、仕事自体もつまらないとかは全然ありませんでしたよ!
ただ、7年が経って30歳を目前にして、自分の人生を振り返って「私が本当にやりたいことってなんだろう?」と考えたんです。
そのとき、「挫折してしまったけれど好きだった英語をもう一度本気で取り組んでみたい!」というのがすごく自分の中でしっくりきて。それで「よし!やめよう!」という感じでした!
それから仕事を辞めてからすぐに、もう2日後くらいからとりあえず英語に触れようとバックパッカーとして東南アジアを2,3ヶ月かけて旅しました

英語学習はChipさんにとって不完全燃焼な思い出になっていたんですね。

夢に近づくための英語学習の積み重ねがあった!

今はTOEICの攻略法などをYoutubeで配信されていますが、退職されて英語学習を再開した時からTOEIC対策をメインで学習されていたんですか?

いえ、基本は英語を話せるようになるための英会話中心です。英語を使えるようになれば、今まで意思の疎通もできなかった人とコミュニケーションが取れるようになるじゃないですか。それってすごいことだなと思って。
TOEICの勉強は、英語を使った仕事への転職活動の際に英語力を証明するために行うくらいでした。

その転職活動に関しては、Youtubeで配信されている動画も拝見しましたが・・・

恥ずかしいですね笑 もう、本当にボロボロでした・・・

ちなみにYoutubeの活動は、英語学習と一緒にやっていくと決められていたんですか?

いえ、Youtubeは今年(2021年)1月から始めたんですが、最初は暇だしなあ・・・みたいな感じでした。私の英語学習は結構自己流で、あまり参考書を使ったりしないんです。ある時ふと、これって他の方々にもシェアしたらおもしろいんじゃないかなと思って。

なるほど!カナダに行かれたら発信される内容もよりおもしろくなりそうですね!

ありがとうございます!カナダでの配信用にすごい高いVlogカメラも買ったので、ぜひ期待して欲しいです!

英語学習は具体的にどんなことをしていましたか?

バックパッカーの旅から帰ってきた後は、外国人も一緒に住むシェアハウスに入居しました。
あとは、去年の1月から3月まで、フィリピンのバギオに留学しました。
バギオでは、現地のマネージャーのアドバイスもあってTOEICではなくIELTS対策の勉強をしていました。
バギオから帰ってきた後は、直後に行く予定だったカナダのワーホリも、コロナの影響で渡航できないということで失意のあまり抜け殻状態でしたが、だったらTOEICでいい点を取る!と一念発起してスコア目標を立てたことで、もう一回英語学習に集中して取り組むことができました。
それからは毎日TOEICの公式問題集を解き続けて、しっかり結果も出ました。模試形式なので解いた後に毎回スコアを確認して、グラフ化したのが大きなモチベーションになりました。その時はシステムエンジニアの経験が活きましたね、ささっとグラフにできたので(笑)

半年間毎日自主学習として継続するっていうのは本当にすごいと思います。そのポイントが目標設定とグラフで成長を可視化したことだったんですね。

そうですね!あとは、目線の先にはやっぱりカナダがありました。こんな状況でも絶対行ってやる!と思っていましたし。後は年齢的にもワーホリの期間で後がない感じだったので、それでも火が付いたように思います。

次回の後編では、いよいよカナダでのワーホリ決定までのお話をたっぷり伺います!

ぜひお楽しみに!!