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こちらの記事ではドイツ留学についてご紹介しています!
皆さんはドイツと聞いてどんなことをイメージするでしょう?
日本人と近い国民性で勤勉?、サッカーが強い、エコ先進国、ノイスバンシュタイン城等をはじめお城がたくさん、車やビール、ソーセージが有名…等々
上げればきりがありません。
しかし、「留学先として有名!」とイメージする方はほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか?
近年日本人の留学生数が伸びつつある国ではあるのですが、まだまだメジャーな留学先としては認知されていないと思います。
さて、
留学先の選択肢として、また留学生にとってドイツってどんな国なのでしょうか?
早速見ていきましょう!
もくじ
ドイツってどんな国?
国土面積は日本とほとんど同じ広さで、フランスやデンマーク、ポーランド等、9ヵ国と国境を接する非常に隣接国が多い国です。(ロシア、中国、ブラジルに続いて世界で4番目)
ドイツのどの都市に滞在するかにもよりますが、ベルリンやフランクフルト、ミュンヘン等の大きい都市に滞在していれば、空路・陸路で周辺のヨーロッパの国々へ気軽にお出かけできるのは魅力的です。
公用語は皆さんご存じドイツ語ですが、ドイツは英語が堪能な国としても有名です。
Education Firstが公開している非英語圏の英語力ランキングでは100ヵ国中10位にランクインしています。
英語力ランキングをまとめた記事もございますので、興味がある方は是非ご覧ください。
留学生の受け入れ態勢
留学生の受け入れ態勢はかなり整っています
ドイツは他のヨーロッパ諸国に比べても留学生や移民の受け入れに積極的な国です。
終戦以降、移民の受け入れを進めてきたドイツには大学や語学学校以外にも様々な留学の形があり、多くの留学生が毎年ドイツに渡航しています。
※留学の種類については記事の後半で解説しています。
少し具体的な数値を見てみると、約280万人を超える学生(学部、修士、博士)のうち13%以上が外国人留学生と、多くの留学生が在籍していることがわかります。
参照:Statista
多くの国と国境を接していることも要因の一つだと思われますが、やはり英語で学べる大学が多い、コストが安いという点で海外の学生を惹きつけているように思います。
州や大学によって異なりますが、多くの国立大学では学士・修士課程において、留学生もレベルの高い教育を無料またはかなり安く(€500以下/1セメスター)受けることができるんです。
日本人の年間留学者数
留学先の日本人の数って気になりませんか?
留学経験のある方は思い当たることもあるかもしれませんが、
「感覚が近い日本人に出会えたり、いざという時身近にいたら頼もしい!
その反面、語学力向上のためできるだけ日本語を話さない環境に身を置きたい。。。」
よくこんなメリット、デメリットがささやかれます。
私の経験上ですが、悲しいかな、留学先で明らかに日本人を避けている日本人を見ることは珍しくありません。
同郷の者同士、適度な距離感で仲良くやっていけたらいいですね。
話を戻しまして、年間何人くらいドイツに留学しているのでしょう?
約3,000人の日本人留学生が渡航しています。(2017年度)
ちなみに同年、アメリカへは約20,000人、オーストラリアへは約10,000人の日本人留学生が渡航しています。
アメリカの約6分の1と、ドイツはまだまだメジャーな留学先とは言えませんが、年々留学生数は増加しており人気の留学先の一つになりつつあります。
※詳しい数値を知りたい方は文部科学省が報告をあげていますので、こちらからご覧ください
↓のページでは人気の留学先ランキングをまとめておりますので、ドイツ以外の国へ留学を検討中の方はぜひご一読ください。
物価
日本より安い?高い?
消費税19%!?
当然ながら留学先の都市や住居によって異なりますが、学生生活に必要なものを見ていくと、ドイツの物価は日本より若干高いといえるのではないでしょうか。
ざっくりと、項目別に見ていきましょう。
●消費税
基本的に消費税は19%ですが、一般的な生活必需品への税率は7%と軽減税率が適用されています。
7%適用例
・食料品(一部例外あり)
・本、新聞
・ホテルなど
●食料品
食料品は日本よりも安いと感じることが多いです。
中でも特に安いのがビール・野菜・果物・乳製品
有名な話ですが、「ドイツでは水よりビールのほうが安い!」といわれるほどです。
●レストラン
食料品と相反するのがレストラン
ランチでも€10~15、ディナーだと€20~30ほどかかります
日本のレストランと比較すると少し割高です。
払わなければならないわけではありませんが、チップの文化(5~10%)が残っている点と、お水が無料じゃないレストランが多い点を考慮すると日本人にとっては少し痛手になるかもしれません。
食費を抑えるポイントは自炊です。
外食が割高なので自炊できると節約できますよ~。
●家賃、光熱費
当然ながら留学する都市の大きさや、立地によって家賃は大きく異なります。
賃貸の相場はミュンヘンやシュツットガルトなどの大都市でおよそ€500~650ほど、ベルリンやハンブルグの都市でおよそ€400~450ほどと、日本とそこまで大きな開きはありません。
しかし、ドイツの光熱費は日本と比べて1.5倍ほど、、、
光熱費も家賃と同様都市によって異なるので事前にリサーチが必要です。
余談ですが、、
家賃は金額が大きいので為替変動の影響が目に見えてわかります
フランスに滞在していた際、€1⇔約¥130で計算していた家賃がじわじわ上がり、€1⇔¥150程まで高騰した時には震えました。。
治安
ヨーロッパ諸国の中では比較的治安は良いとされています。
しかし、日本と比べてしまうとドイツ国内で1番治安が良いといわれているミュンヘンでさえ犯罪率が日本のそれを上回るというデータもあります。
大きな駅の周りには物乞いがいたり、ごみが散乱していることもしばしば…..
盗難・犯罪のターゲットになる自動販売機は日本のようにそこら中にあるわけではありません。駅構内等にあるくらいです。
そこまで神経質になる必要はありませんが、
・夜遅くに人通りの少ない道を歩かない
・現金や高価に見えるものを必要以上に持ち歩かない
といった最低限の犯罪対策は行うに越したことはないでしょう。
どんな留学の形があるの?
一口にドイツ留学といっても人によって形は様々。
学校の種類・専攻・留学期間・ワーホリ…..
どんな留学の形があるのか、ドイツ留学の選択肢を見ていきましょう。
大学・大学院・専門大学
ドイツには約400校の大学があり、細かくコースが分かれているため選択肢は膨大です。
そのコースの数はおおよそ15,000コースにものぼるといわれています。
大学の種類は大きく分けて3つ
●総合大学(Universitäten)
日本でいう一般的な大学がこちらの総合大学
プログラムや課程はおおよそ日本の大学と同様のイメージで、学術的に研究を行い、修士課程、博士課程と進むことができます。
●専門大学(Fachhochschulen)
実践に重きを置いた専門大学
プログラム内にはインターンシップや留学が含まれており、より実践的に学びを深めることができます。
●芸術、スポーツ、映像、音楽大学(Kunst-, Sport-, Film- und Musikhochschulen)
上記の分野以外にも建築や演劇、ダンス、ファッションなど様々な芸術分野の大学があり、その道のプロを目指して才能を磨いていく大学
その分野でのタレント性が入学試験の段階で求められるため、入学が厳しく浪人することも珍しくないそうです。
ご覧いただいたようにドイツの大学には膨大な選択肢が用意されています!
学びたい分野が明確な人にとっては探し甲斐、選び甲斐がありますね。
こちらのStudy in Germanyというサイトでは学部や課程、ロケーション等で大学を絞り込めるのでリサーチにとっても便利です。
そんな悩みを抱えるあなたも大丈夫。
学びたい事がひとつに絞り切れてないけどドイツの大学に留学したいという人にも、ドイツ留学ならおすすめできます。理由は↓の記事にまとめてみました。
“学びたい事がひとつに絞り切れてないけど海外の大学に行きたいという人にもおすすめ”ってどういうこと?
※一部内容が重複しておりますので、目次から”どんな人にフィットする?”にジャンプしていただくとよろしいかと思います。
語学学校
様々なプログラム、自由に選択できる期間、外国人への手厚いサポート、語学学校への留学はとってもフレキシブルでいろんな利用方法があります。
がっつりドイツ語を勉強して大学の準備をしたり、英語とドイツ語を両方勉強したり、長期休暇を利用して1~2週間試してみたり、午前中はドイツ語、午後は音楽のレッスンをしてみたり…etc
運営している団体も様々で、大学が提供している語学コースや、法人が経営している一般的な語学学校、国営の語学学校などがあります。
授業料はコースや滞在期間によってバラバラ、また別の記事で紹介したいとおもいます。
ドイツの語学学校に関しては取り扱いのある留学エージェントが複数あります。
留学エージェントのHPを見てみると体験談が掲載されていたり、授業料の比較もできるので複数のエージェントの見比べてみることをお勧めします。
フォルクスホッホシューレ(Volkshochschule)
VHSと略されるこちらの学校は日本語で市民学校を意味します。
州や都市によって提供されるコースや受け入れ人数などは様々で、基本的には誰でも入学することができるので、学校に通う生徒の年齢や職業、国籍は実に多種多様です。
ドイツ語のほかにも、英語やフランス語が学べたり、経済や芸術、スポーツ関係のことも学べる語学学校とはまた違った柔軟性がある学校です。
VHSの一番の魅力は何といってもその授業料のお手ごろさ!
学校・コースによって差異はあるものの、1月あたり€200~250ほどで通うことができます。
ワーキングホリデー
18歳~30歳であればだれでも申請できるワーキングホリデー。
最長1年の滞在期間中は働いてもよし、勉強してもよし、ヨーロッパ周遊に出かけてもよし!とにかく自由度の高いビザになっています。
勉強したい分野や、やりたいことが固まっていなくても「ドイツで生活してみたい」、「ヨーロッパに拠点を置いて、たくさん旅行したい」、「海外で働いてみたい」など様々な理由でチャレンジできます。
イギリスやフランスと違って発給人数に制限がないので、申請してから通るかな?通らないかな?とそわそわしなくて済みますし、しっかり準備を進めることができます。
インターンシップ
ドイツでは仕事に就く前にインターンシップで実務経験を積むことが一般的です。
採用試験や大学の試験においても実務経験が重要になってくるため、高校生や大学生は積極的にインターンシップ先を探しています。
私たち日本人にとっても、海外での実務経験というのはキャリアアップにも活用できますし、日本での働き方を見つめなおすいい機会にもなるでしょう。
インターンシップ用のビザは存在せず、3か月以内の滞在であれば観光ビザ、3か月以上1年以内の滞在であればワーホリビザ、条件が合えば学生ビザでも大丈夫です。
海外で実務経験を積むことは非常に魅力的ではありますが、通常の留学に比べて当然ハードルは上がります。
ハードルが高くなる要因の一つとして、インターンシップ先探しがあげられます。
特別な人脈があれば別ですが、基本的にはご自分で受け入れ先を見つける必要があるからです。
インターンシップ先を見つける主な手段は下記の2つになります。
・企業とメールで直接やり取りをする。
・インターン生を募集しているサイトから探す。
下記サイトは業種や、職種で絞り込みができて比較的探しやすいと思います。
Jobguide
iAgora
語学力や人脈の問題で、私たち日本人にとってインターンシップ先を見つけることは易しくはないですが、やるしかないです。。根気強くコンタクトを取ってみてください!
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました!
いかがでしたでしょうか?
留学の種類、豊富でしたよね?
ドイツは留学生をはじめ、移民の受け入れに非常に積極的な国の1つであることはお分かりいただけたと思います。
留学・滞在方法の選択肢は幅広く用意されていますので、ご自分に合った形の留学を模索してみてください!
質問、ご意見等のお問い合わせはいつでも受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。