こんにちは。
今回は、2020年の4月1日より日本とのワーキングホリデー開始が決まったオランダへの留学について、実際に現地アムステルダムに行って見てきたことを徹底解説していきます。
語学留学、特にワーキングホリデーを狙っている方はオランダについてもっとリアルな情報を知って頂きたいと思います。
もくじ
現在のオランダ留学について
まずは、オランダに留学することについて、現地で見てきたことをお伝えしていきます。
オランダという国の概要についてはこの記事では触れませんので、ウィキペディアなどで調べてみてください。
率直な意見で言うと、オランダに留学する日本人はまだまだ圧倒的に少ないです。
イギリスやフランス等の定番国や、デンマークのようにフォルケホイスコーレ等の特殊な教育機関を持つ国と異なり、留学のイメージがないようです。
しかしながら、世界的に見るとオランダは様々な国から留学生が集まる国際的な国であり、単純に日本人が知らないだけということがわかってきました。
オランダ留学のメリット
それでは、あえてオランダに留学することのメリットはどんなことなの?という話です。
実際にオランダに行ってみると、想像以上にオランダで学ぶことの利点がたくさんありましたので、語学学校担当者の話も踏まえながらいくつか挙げてみます。
①非ネイティブの中で世界一英語力が高い国で英語を学ぶ
当ブログでもランキングを以前紹介していますが、オランダは世界で最も英語が上手な英語非ネイティブの国です。
実際にオランダ人も自分で言ってましたが、国民の9割近くが流暢に英語を話せます。
実際、スーパーやレストラン、カフェなどに行っても、アムステルダム市内で英語が通じなかったことは一度もありませんでした。
こんな環境ですので、英語の語学学校もいくつも点在しており、イギリスなどに比べ比較的安価に英語を学びながら、街中でも英語を使って生活できる点は大きなメリットです。
②ヨーロッパの中での立地が良い
そんなの関係ある?と言われそうですが、留学に行ってみると結局、あちこち旅行したくなるものです。
そんな時にオランダの立地はかなり優れていると言えます。
ドイツ、ベルギーと隣国で、かつデンマークなどの北欧にも近いです。さらにオランダのKLM航空は各地に豊富な路線を持ち、アムステルダムのスキポール空港はヨーロッパのハブ空港として名高い空輸の中心地です。
鉄道、飛行機の両方で他国にアクセスできるのは非常に魅力的ですね。
③超国際的な社会が形成されている
実際にオランダに行ってみると分かりますが、オランダはフランスやイギリスにも負けない人種の多様な国です。
アジアはもちろん、アフリカや北中南米、その他のヨーロッパの国々など、世界中から人々が集まっています。
これが共通言語の英語力の高さにも繋がっているのですが、こういった環境に留学することは、様々な地域の文化に触れる大きなチャンスです。
留学とは語学の習得だけでなく、自分の未知の文化などを知ることも大きな意味になります。
④就業のチャンスに溢れている
オランダの失業率は約3.5%と、多くの人が職に就くことができている他、難民の受け入れも積極的に行い、きちんと仕事を見つけて自分で生計を立てています。
失業率で言えば、アメリカ、イギリス、フランスなどの先進国よりも低い数字であり、ヨーロッパの主要国でオランダよりも失業率が低いのはドイツ(3.4%)やスイス(2.5%)くらいです。
ですので、ビザの取得は容易ではありませんが、他の国と比べても「ヨーロッパで働く」という夢が叶いやすい環境にあります。
ワーキングホリデーが始まることも含めると、今後も多くの日本人がオランダに住み、オランダで働けるようになってくるはずです。
オランダ留学のカタチ
それではここからは、どんなオランダ留学の方法があるのかをまとめて紹介していきます。
特に、ワーキングホリデーは必見です。
語学留学
まずは留学の定番中の定番、語学留学です。
オランダでは、オランダ語を学ぶ語学学校はもちろんのこと、英語を学ぶ語学学校にも通うことができます。
オススメの語学学校についての取材、オランダの語学学校の上手な使い方等の詳細を書いてますので、語学学校に興味がある方はこちらの記事を一度ご覧ください。
https://nichexperience.com/niche-amsterdam/
ワーキングホリデー
冒頭にも書いていますが、2020年の4月1日からワーキングホリデーが開始となります。
まだ募集要項等が出ていないためこれからにはなりますが、オランダでワーキングホリデーを行うことも視野に入れたいところです。
オランダの労働環境と住環境について、ワーキングホリデーの学生のケアを行う会社で取材をしてきました。
Q1: 日本人が今後ワーホリで渡航してくることになるが、仕事はあるのか。
A: オランダは知っての通りほとんどの国民が英語を話せる。加えて、アムステルダムやデン・ハーグなどの大都市には観光客や留学生、出稼ぎの労働者も多く、英語が話せればオランダ語が話せなくても仕事はたくさんある。
Q2: ワーホリで訪れる外国人の仕事内容としては、どんなものが挙げられるか。
A: 英語のレベルによる。あまり英語が話せない人は日本食レストランなどで働けるし、それ以上になれば現地経営のカフェ等になる。また、日系企業も多く進出しているため、英語力に加えて経験もあれば、オフィスワークにも就ける可能性は大いにある。
Q3: ワーホリ中の友人作りなどはどうしたらいいか。
A: 他国のワーホリで来ている人たちを見ると、英語の語学学校にしばらく通い、友人を増やしたりコミュニティに溶け込む機会を探しているようだ。現地でも、FacebookやMeetUpなどのアプリでLanguage Exchangeなどの交流会が盛んに募集されている。
Q4: 住む場所について、家賃や見つける難しさはどうか。
A: 賃料はパリやロンドンよりは安い。アムステルダムの中心地であれば、だいたい東京と同じか、少し安いぐらい。シェアハウスなどを利用する人も多い。基本的には現地の不動産屋かウェブサイトなどを使って家を探すが、時期によっては(夏前後)それなりに難しい場合もあるので、早めに準備した方が良い。
Q5: 特にアムステルダムの住み心地、利便性はどうか。
A: アムステルダムはトラム(路面電車)やメトロ、鉄道、バスなどが縦横無尽に張り巡らされており、交通の便に関しては多少郊外でもそこまで苦労しないだろう。また、パリやロンドンのような超大都市ほど混み合っておらず、適度に公園などの緑があり、街も綺麗で美しく、他の都市と比べても非常に評判が良い。
Q6: オランダ語学習の必要性についてはどうか。
A: 南米から来た同僚も、何年もオランダに住んでいるがオランダ語が必ずしも必要だと感じたことはあまりない。ワーホリで1年程度の滞在なら、学習しなくても快適に生活できる。ただし、現地に住んで現地の文化に触れると言う意味では、現地の言葉を学びその言葉で現地の人とコミュニケーションを取ることも、留学の意味の一つだと感じる。
実際に取材して感じたのは、オーストラリアやカナダなどに比べてまだまだ日本人が少ないからこそ、就職先のチャンスはかなり大きいんじゃない?ということです。
(追記)
2020年7月現在、オランダのワーキングホリデーについては詳細が発表されていません。
新型コロナウイルス流行の影響で未定のようですので、情報が入り次第またお伝えしていければと思います。
その他(大学・大学院留学)
オランダでは、大学・大学院共に英語で開講されているコースがたくさんあります。
そのため、進学でオランダに留学する人もたくさんいます。
その中で特にオススメなのが、エラスムス大学のビジネススクール 、ロッテルダム経営大学院のMBAコースです。
同ビジネススクールは、最新のMBAランキングでも世界29位に入る名門校です。
特にこの学校は、名門校でありながら入学難易度もそこまで高くなく、GMATおよそ600点程度、IELT6.5と、そこそこの準備で入学が可能です。
また、生徒のうちオランダ人はおよそ5%程度という非常に国際的な環境で、世界から集まるクラスメイトとビジネスの学習に取り組むことができます。
このような環境も、名門校が多いアメリカやイギリスではなかなかない強みです。
まとめ
オランダ留学、いかがだったでしょうか。
当社ではオランダへの留学について、エージェント目線でのオランダ解説記事も掲載していますのでこちらも合わせて情報収集にお役立てください。
オランダ留学について(ヨーロッパ留学のアイリス)
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