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ドイツ大学留学の魅力はこの5つ!留学費用を抑えたい・留学先選びに苦戦中の方必見~ニッチな海外留学㉔~


当サイトへのご訪問ありがとうございます!

費用を抑えて海外の大学・大学院へ留学したい方、留学先選びに苦戦中の方必見の、

ドイツへの正規留学についてご紹介しています!

「ドイツ留学の何が魅力的?」「どんな人に適してる?」
「どうやって正規留学先を見つければいい?」

そんな疑問がクリアにできたらと思います。

早速見ていきましょう!

 

大学・専門大学

まず、ドイツの大学には大きく分けて3つの種類があることを抑えておきましょう!

ドイツには約400校の大学があり、細かくコースが分かれているため選択肢は膨大です。
そのコースの数はおおよそ15,000コースにものぼるといわれています。

総合大学(Universitäten)

日本でいう一般的な大学がこちらの総合大学
プログラムや課程はおおよそ日本の大学と同様のイメージで、学術的に研究を行い、修士課程、博士課程と進むことができます。

専門大学(Fachhochschulen)

実践に重きを置いた専門大学
プログラム内にはインターンシップや留学が含まれており、より実践的に学びを深めることができます。

芸術、スポーツ、映像、音楽大学(Kunst-, Sport-, Film- und Musikhochschulen)

上記の分野以外にも建築や演劇、ダンス、ファッションなど様々な芸術分野の大学があり、その道のプロを目指して才能を磨いていく大学
その分野でのタレント性が入学試験の段階で求められるため、入学が厳しく浪人することも珍しくないそうです。

 

ドイツ留学の魅力

大学教育の質が高い

イギリスの高等教育専門誌Times Higher Educationが発表した最新(2020年度版)のWorld University Rankingsでは、名だたるアメリカ、イギリスの大学が名前を連ねる中、上位TOP100のなかにドイツの大学がなんと8校もランクインしています。

32位 LMU Munich
43位 Technical University of Munich
44位 Heidelberg University
74位 Humboldt University of Berlin
80位 Charité Universitätsmedizin Berlin
86位 University of Freiburg
91位 University of Tübingen
99位 RWTH Aachen University

お察しのとおり、日本の大学からは東京大学(36位)・京都大学(65位)のみがランクインしております。ドイツの大学の質の高さがうかがえますね。

 

授業料がかからない

州や大学によって異なりますが、多くの国公立大学では学士・修士課程において、留学生もレベルの高い教育無料またはかなり安く(€500以下/1セメスター)受けることができます。

かなり安くと書いたのは、授業料は多くの場合無料ですが、セメスターごとに€200~€500ほど登録費を大学支払う必要があるためです。

 

大丈夫だとは思いますが、念のため、、、
私立の学校ももちろんありますので、無料と思い込まずによく確認してくださいね。

 

受験料も格安

授業料が無料のドイツの大学ですが、大学によっては受験料がかかることがあります。

しかし、日本に比べるとその差は歴然です。

私は日本の私立大学を複数校受験しましたが、1回受験するのに3万5千円かかりました。日本の受験文化的に複数校受験(私立の大学を受験する場合)することが一般的なので、人によっては200,000円~300,000円程かかってきますよね。。。

ドイツはというと、無料の場合もありますし、かかったとしても
€25~€80(3,000円~10,000円)程です。
5校受けて15,000円~50,000円といった感じですね。
日本の10分の1以下の受験料で出願することができることも。かなり良心的です。

Uni-Assistという出願審査機関に合否審査を委託している大学の場合は上記の様な受験料がかかることが多いようです。

 

生活費も抑えられる

アメリカやイギリスへの大学留学に比べると、生活費もかなり抑えられると思います。

留学先の都市によって異なりますが、ミュンヘンやシュツットガルトなどの大都市でおよそ€500~€650ほど、ベルリンやハンブルグの都市でおよそ€400~€450ほど、地方都市であれば€250~€400で宿泊先を見つけることもできます。大都市だと少し高くつきますが、大学の学生寮を選択すればかなり家賃を抑えることができます。

また、ドイツの大学に入学し学生証を持っていればドイツ市内~近郊の公共交通機関が無料で利用できるので、公共交通機関を使っていれば日常生活で交通費がかかることはまずありません。

以下簡単ではありますが、ドイツの物価についてまとめましたので参考にしてください。

●消費税
基本的に消費税は19%ですが、一般的な生活必需品への税率は7%と軽減税率が適用されています。

7%適用例
・食料品(一部例外あり)
・本、新聞
・ホテルなど

●食料品
食料品は日本よりも安いと感じることが多いです。
中でも特に安いのがビール野菜・果物・乳製品

有名な話ですが、「ドイツでは水よりビールのほうが安い!」といわれるほどです。

●レストラン
食料品と相反するのがレストラン
ランチでも€10~15、ディナーだと€20~30ほどかかります

日本のレストランと比較すると少し割高です。

払わなければならないわけではありませんが、チップの文化(5~10%)が残っている点と、お水が無料じゃないレストランが多い点を考慮すると日本人にとっては少し痛手になることもあるかもしれません。

食費を抑えるポイントは自炊です。
外食が割高なので自炊できると節約できますよ~。

●光熱費
ドイツの光熱費は日本と比べて1.5倍ほど、、、
光熱費も家賃と同様都市によって異なるので事前にリサーチが必要です。

 

英語で修了できるコースも多数

ドイツには英語で修了できるコースがたくさんあります。

こちらのDAADというサイトではコースの言語を英語に絞って大学を検索することができます。

ドイツ語での入学基準を満たすことが難しい場合でも、ドイツに留学し、学士号・修士号・博士号の取得が可能です。なお求められる英語のレベルはTOEFL80点強の大学が多いです。

ドイツは英語が非常に堪能な国としても有名で、Education Firstが公開している非英語圏の英語力ランキングでは100ヵ国中10位にランクインしています。

英語力ランキングをまとめた記事もございますので、興味がある方は是非ご一読ください。

【最新】2021年度非英語圏の英語力ランキング!日本の英語力は世界で何位?Education Firstが公開しているEF EPI英語能力指数をもとに非英語圏の英語力ランキングをご紹介します。 最新の英語...

 

ただし、大学卒業後にドイツでの就労をお考えの方にはおすすめできないように思います。

理由は単純で、日本の大学を卒業した(英語コースで)にもかかわらず日本語ができないという人は、よほど特別な技能でも無い限り日本での就労は難しいですよね?

また、留学する前まではさほど現地就職に関心がなくとも、在学中にドイツに魅了され、「卒業後のキャリアもドイツで考えたい」となることもあるかもしれませんが、「英語ができるし、普段英語で何不自由生活できているからドイツ語はそんなに力を入れて勉強しなくていいや」では厳しい現実が待ち受けているでしょう。。。

しかし、大学によっては留学生用のドイツ語の語学コースを提供していたり、大学の講義のない夕方・夜間に授業を行っている語学学校もあるので、やる気さえあれば、大学に通いながらドイツ語を学習することは十分可能です。

 

どんな人にフィットする?

・日本でドイツ語を学習していて、現地で勉学に励みたい方
・ドイツの大学を卒業し、ドイツでキャリアを積みたい方 等

上記の様な方々には当然ドイツ留学が最適です。

というか、ドイツ以外の国は留学の選択肢に入る余地がないと思いますので、ここではこれまでドイツと縁がなかった方で、どんな方にフィットしそうか綴っていこうと思います。

留学費用をできるだけ抑えて正規留学したい方

英語で大学留学するならアメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアが定番ですが、やはり留学費用が高額になる場合が多いです。

ドイツには授業料が無料で、英語で修了できるコースも多数あるので、アメリカやイギリスへの正規留学が費用の面で難しいという方にとってはかなり魅力的なのではないでしょうか?

 

大学の候補/専攻したい学部がどうしても絞り込めない方

ドイツには約400校の大学があり、細かくコースが分かれているため選択肢は膨大です。そのコースの数はおおよそ15,000コースにものぼるといわれています。

選択肢が多いゆえに留学したいという希望はあっても、どの大学にしようか、何を勉強しようか等、なかなか決めきれない方もいらっしゃるのではないでしょうか?

熟考したうえで、どうしても絞り込めない/どうしても2つの学部を専攻したい。

そんな場合の解決策は、、、

 

両方入学してしまう。

 

物理的に移動可能で、在籍可能な大学があれば、お金をかけずに両方入学して授業を受けるなんてこともドイツ留学ならできてしまいます。

例えば、経済学を専攻しながら、違う大学でドイツ文学も勉強できてしまうということです。

ドイツの大学であれば受験料がかかったとしても割安ですし、国公立大学であれば授業料もかかりません。時間がキツキツになりすぎるようであれば一方の大学に通う頻度を調整したり、ひとつの分野に集中したくなったら辞めても問題ないでしょう。

私たち日本人からすると、大学を辞めるというはなかなか大事のように思えますが、学費がかからないヨーロッパの国の人からするとそんなにたいしたことではないのかもしれません。

実際、私がフランスの大学留学へ留学してた際出会った友人の中に、これが2つ目、3つ目の大学!(卒業したわけではない)って人も複数いましたよ。
※フランスも国公立大学は授業料無料、登録費だけで入学できます。

 

大学・大学院探し

上述した通り、ドイツには約400校の大学があり、細かくコースが分かれているため選択肢は膨大です。そのコースの数はおおよそ15,000コース!!

ただでさえ時間を要する大学選び。。
骨が折れる作業になるでしょうが、ファイトです!

こちらのLand of IdeasこちらのDAADというサイトでは、学部・課程・コースの言語・ロケーション等で大学を絞り込めるのでリサーチにとっても便利です。

 

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございました。

ドイツへの正規留学の魅力が少しでもお伝えできていれば幸いです。

英語で正規留学=アメリカやイギリス、オーストラリアへの大学留学を検討する方が多いかと思いますが、実際検討し始めてみたら費用が掛かりすぎて断念。。なんて場合も多々あるでしょう。

そんな方々も、ドイツへの大学留学ならば叶うかもしれません。
費用で留学を諦めるのは、学びを止めるのは非常にもったいないです。

色んな留学の形を模索して実現可能な留学を見つけましょう!

 

正規留学以外にもドイツに留学する、渡航する方法はたくさんあります。
の記事でどんな種類の留学方法があるか、ドイツ留学の基本情報や特徴をまとめておりますので、よろしければご覧ください。

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