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【デンマーク留学】語学学校のプログラムを徹底解説!~ニッチな海外留学取材編②~


当サイトへのご訪問ありがとうございます。

先日デンマークの首都コペンハーゲンと第二の都市オーフスへ行き、注目の語学学校を取材してきました!

こちらの記事ではデンマークの語学学校で実際に提供されているプログラムの内容・特徴を徹底的に解説しております。

情報が少なくて語学学校選びに困っているという方必見です。

 

語学学校を選ぶ際に、プログラムの種類・選択肢等の知識を入れておくことで、自分にフィットした語学学校をチョイスできる確率がグンと上がりますので、是非ご一読ください。

各語学学校の立地や特徴を今すぐご覧になりたいという方はの記事からご覧ください。

【デンマーク留学】オススメの語学学校一覧~ニッチな海外留学取材編③~当サイトへのご訪問ありがとうございます。 デンマークの首都コペンハーゲンと第二の都市オーフスにある、 注目の語学学校を取材してき...

デンマークの語学学校ってどんな感じ?

海外の語学学校というと、寮やアパートに外国人と一緒に住んで、朝から夕方まで外国語漬け・・・そんなイメージを持たれている方もいらっしゃるかと思います。

しかし、宿泊施設を用意しているデンマークの語学学校はほとんどなく、一般的なコースですと授業は1日2~3時間、週に2回程と授業量が少なめに設定されています。

授業量が少なめなのは、語学学校に通う外国人の多くは働いている or 大学院等の学校に通っている人だからです。その分人によっては1年以上語学学校に通うこともあります。

デンマーク語学習以外(英語を使って働く、大学院等に通う等)をメインに置きながら、長期間でデンマーク語を学びたいという方にはもってこいですね。

 

長期間のコースの他にも、集中コースやサマースコースなど、がっつりデンマーク語に打ち込めるプログラムも提供されていますので、

「短期間で集中的に学習したい。」

「夏休みを利用してデンマークに留学したい。」

「学校や仕事が始まる前にデンマーク語を勉強しておきたい。」

といった短期集中でデンマーク語を学びたいという方にもオススメできます。

 

自分の目的に合った学校やプログラムを選択するには、まずどんなプログラムがあるのかしっかり知識を入れるところから!

ということで、私たちがオススメする語学学校で実際に提供されているプログラムをご紹介していこうと思います。

早速見ていきましょう。

 

どんなプログラムがあるの?

こちらでは私たちが取材してきた学校で主に提供されているプログラムの内容・特徴をご紹介していきます。

語学学校によって授業のプログラム・カリキュラムは様々ですが、どの語学学校にも共通して言えることは、授業のスケジュールがとてもフレキシブルであるということです。

働きながらデンマーク語を勉強している生徒が多いこともあって、午前中から夜まで都合に合わせて授業を選択できますし、平日忙しい生徒のために土曜日も授業を行っている学校もあります。

それでは、プログラムの詳細を見ていきましょう。

~プログラム一覧~(クリック/タップするとプログラムの解説にジャンプできます。)

政府公認のデンマーク語学習プログラム

グループレッスン

プライベートレッスン

集中コース

サマースクール

発音コース

政府公認のデンマーク語学習プログラム

こちらのプログラムは、大学出願、ビザ更新、永住権取得等の際に必要になる

「Prøve i Dansk」(デンマーク語力証明)

合格のために組まれているプログラムです。

 

2020年3月現在は有料で、Module毎に2,000DKK(デンマーク・クローネ)の費用が掛かりますが、

2020年7月からCPRナンバーを持っている人なら授業料が無料になる予定だそうです。(Depositは支払う必要あり)

授業のスケジュールは語学学校によってまちまちですが、週2日で1日当たり2時間~3時間というスケジュールが一般的です。授業は基本的にグループレッスンになります。

そもそも、

「Prøve i Dansk」(デンマーク語力証明)ってどうやって取得するの?

という方もいらっしゃるかと思いますので、取得までの流れを解説をしていきます。

ざっくりと「Prøve i Dansk」(デンマーク語力証明)取得までの流れをまとめますと、

①どのカリキュラムで学習を進めるかを決定
②学習&テストでレベル上げ
③テストが受けられるレベルに到達したら、証明の取得に挑む
④合格で取得

といった感じです。

下の画像は、語学学校でよく用いられている、モジュール毎のレベル、取得できる語学力証明を図にしたものです。図だけ見ても分かりづらいと思いますので、用語と合わせて説明していきます。

①カリキュラムの分類:「Danskuddannelse」

画像下の「Danskuddannelse」はカリキュラムの種類です。
1~3まで、3種類のカリキュラムが用意されています。

学習者は母国で受けてきた「学歴」「学習の目的」で1~3に分類されます。

図に「Danskuddannelse 1」を入れていないのは、就学のバックグラウンドがほぼない=教育を十分に受けられていない難民の方等が分類されるカリキュラムだからです。

高校を卒業していて、英語が扱えれば「2」や「3」に振り分けられます。
申込をすると自動的に振り分けられるわけではなく、どのカリキュラムで学習を進めていくか決めるために、多くの語学学校では受講する前に面談の機会を設けており、学習者に合ったカリキュラムに振り分けてくれます。

 

②授業とレベルアップテスト:「Module」・「Module Test」

学習の習熟度ごとに1~6段階で分けられているのが「Module」です。

「Module」毎に試験があり、試験に合格すれば次の「Module」へレベルアップできるというシステムです。このテストは「Module Test」と呼ばれています。

 

③語学力証明の取得:「Prøve i Dansk」

画像の通り「Danskuddannelse 2」ではカリキュラムを終了し、テストに合格すると「Prøve i Dansk 2」が取得できます。

「Danskuddannelse 3」では、
「Module 5」を終了しテストに合格すると「Prøve i Dansk 3」を、
「Module 6」を終了しテストに合格すると「Studieprøven」を取得できます。

申請等にどのレベルの証明が必要になるのかは、機関によって様々です。
主に大学への出願に求められる語学力の証明や、ビザの更新、永住権の取得等の際に必要になってきます。

 

④おまけ:「CEFR」

図右側の「CEFRとは、Common European Framework of Reference for Languages: Learning, teaching, assessmentの略で、ヨーロッパで使われる各言語の習熟レベルを表す指標のことです。

フランス語やドイツ語など、ヨーロッパで使われている言語を学習したことのある人は目にしたことがあるのではないでしょうか。

「Prøve i Dansk 2」→B1レベル

「Prøve i Dansk 3」→B2レベル

「Studieprøven」→C1レベル

上記の様に換算されています。

ちなみに、通常「CEFR」の指標はA1からC2まで用意されていますが、モジュールテストの場合は「Danskuddannelse 3」を終えてもC2レベルには届きません。

しかし、心配する必要はありません。

「Danskuddannelse 3」「Module」を6つ全て終了し、
「Studieprøven」に合格してしまえば、ビザの更新、市民権の取得、永住権の取得、大学・大学院の出願等に必要な語学力は完全にクリア。

各種申請・出願等においてデンマーク語力の面ではほぼ無敵です。

 

語学学校独自のプログラム

グループレッスン(レベル別A1~C1)

語学学校定番の授業スタイルです。

取材した学校の1グループあたりの生徒数は約6人~20人でした。

1グループあたりの生徒数は学校・コースによってかなり変動しますので、語学学校を選ぶ一つの指標になってきます。

例えば、

生徒
生徒
大人数クラスでの発言・質問が苦手。。。

授業中の発言や質問は学習スピードの向上や授業内容の定着をサポートしてくれる大切な要素ですので、このようなタイプの方はグループレッスンでも少人数制を売りにしている語学学校を選択する方がいいですよね。

生徒
生徒
色々な国の人と交流したい!現地で友人がたくさん欲しい!

1グループあたりの生徒数が多い学校=大規模な学校であることがほとんどです。それだけ色々な国の人が集まっていますし、授業外でもイベントを頻繁に行っている学校もあります。言語学習と共に国際交流の場として語学学校を利用したい方はできるだけ規模の大きい語学学校をチョイスした方がいいかもしれません。

 

上述したように、単純な話ではありますが、自分の学習スタイルや自分が語学学校に求める事と語学学校の特徴をよく擦り合わせて学校を選択することで語学学校選びに失敗することも少なくなるでしょう。

 

プライベートレッスン

プライベートレッスンの特徴として、

メリット デメリット
・語学力が伸びやすい↓ ・授業料が高い。
1 on 1で先生を独り占めできる。
自分のペースで学習を進められる。
伸ばしたい技能に集中できる。
質問し放題。
・孤独

などが挙げられると思います。

デンマークの語学学校で提供されているプライベートレッスンにも上記の特徴は当てはまりますので、皆さんのイメージされるプライベートレッスンと大きく異なるということはないでしょう。

語学学校によってプライベートレッスンの幅は様々で、

語学学習のリクエストのみに対応してくれる語学学校もあれば、
語学学習はもちろん、プレゼン準備のサポート、会議資料の作成・読解といった専門的なリクエストまで可能な限り対応可能という語学学校もありました。

 

集中コース

通常の授業だと、多くて1日2~3時間×週2日と少し物足りない感じもしますが、短期間でがっつりデンマーク語を学習したいという方向けの集中コース(インテンシブコース)を提供している語学学校もあります。

授業数や期間は学校によってまちまちですが、1日3時間×7日間で構成される1週間の超短期コースや、1日3時間×週3日の1か月集中コースなどがあります。

 

サマーコース

多くの学校で7月中旬から8月初旬にかけてサマーコースが開校されます。

サマーコースのスケジュールイメージをざっくりご紹介します。

午前:デンマーク語を3時間(週4日~5日)

午後:デンマーク文化の授業(文化の講義、映画や音楽鑑賞、ウォーキングツアー、ワークショップ等)

といったイメージです。

デンマーク語だけでなく、デンマーク文化に触れられるイベントも豊富
なので、飽きることなく学習を進められそうですね。2週間から1か月のサマーコース期間中は、がっつりデンマーク語とデンマーク文化に触れることができます。

 

発音コース

デンマーク語の発音・響きは「熱々のポテトを口に入れて話している様」と表現されることがしばしばあります。

「熱々のポテトを口に入れて話している様」

想像してみてください。。

どう考えても発音と聞き取りが難しそうですよね(笑)
私もデンマーク語を学び始めてすぐに、「発音」の難しさを体感しました。

経験上、基本的に多くのデンマーク人はデンマーク語の発音の特異性を自覚しているので、もし現地でデンマーク語学習を始めることになったら、先生だけでなく、友人や知り合いの方にもアドバイスを求めてみてください。割と面白がって練習に付き合ってくれます。

 

前置きが長くなりました。

こちらのコースは文字通り、

デンマーク語学習の最難関ポイント「発音」に焦点を当てたコースです。

通常のグループレッスンでも「発音」に力を入れて授業をしている学校もありますが、それとは別に発音コースを設けている学校がたくさんあります。世界中のデンマーク語学習者が発音コースを求めているわけです。

 

私がもう一度デンマーク語学習を始めるとしたら、通常のコースと合わせて発音コースを必ず受講します。

私のデンマーク語学習経験に基づいたデンマーク語の発音の難しさ、発音学習の大切さを↓の記事でご紹介しています。デンマークの特徴やデンマーク留学の種類も一緒に解説しておりますので、是非ご覧ください。

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オススメの語学学校一覧

コペンハーゲン

●STUDIESKOLEN

学校公式HP

●Speak Hellerup校

学校公式HP

KARTOFFELDANSK

学校公式HP

●Copenhagen Language Center

学校公式HP

 

オーフス

●A2B Sprogcenter Aarhus

学校公式HP(デンマーク語、一部英語有)

学校情報の詳細を知りたいという方はの記事を参考にしてください。
実際に取材に行ってきました!

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まとめ

語学学校のプログラム、いかがでしたでしょうか?

自分の学習目的やライフスタイルに合った語学学校、カリキュラムを見つける足掛かりにしていただければと思います。

不明点や質問等は随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。