こんにちは。
今回は、フィリピン・マニラへの留学についてお伝えしたいと思います!が・・・
正直なところ、マニラの評判ってあまり良くはありません。
治安が悪く、交通網も混雑していて、南国なのにビーチへのアクセスが悪い・・・
留学生からは敬遠されがちなマニラへの留学について、実際に現地に行ってみた感想も含めてリアルな情報をお伝えします。
今、マニラへの留学を考えている人だけでなく、セブやドゥマゲテなどへの留学を検討中に方にもきっと役立つ情報になっています!
もくじ
マニラについて
まず、マニラという都市がどんなところなのか、フィリピン国内外の都市との比較も含めてお伝えします!
マニラの人口
マニラはご存知のとおりフィリピンの首都です。
一般的にはマニラ市を中心として、ケソン市やカローカン市などの大都市を含む一帯をマニラ首都圏と呼びますが、市単位でみるとマニラ市はフィリピン第2位の人口となっています。
以下、少し古いデータですが、フィリピンの人口ランキング(2010年)です。
1位 ケソンシティ
2位 マニラシティ
3位 カローカンシティ
4位 ダバオシティ
5位 セブシティ
マニラの暮らし
マニラでは上記のとおり多くの人が暮らしていますが、フィリピンの他の都市でもみられるように、外国人(日本人、韓国人、中国人など)が高所得者層の一角を担っており、フィリピン人は今でも貧困に苦しむ人が大変多いです。
ただしこれは特にセブなどの地方大都市でよりはっきりみられる特徴で、マニラにおいては中心地から少し離れたところで激しい貧困者層の比率が高くなっています。
マニラの環境
フィリピンの大都市では、交通渋滞や排気ガスによる空気汚染が問題となっています。
これはマニラでも言えることですが、マニラの一部の地域では緑化が進みつつあり、ビジネスの中心地であるマカティなどでは大きな公園が設置され、他の東南アジアの都市などと比べても快適と感じるほどです。
しかしながら、このような動きが都市全体に広がっていないのが東南アジアらしい部分でもあり、滞在場所によって大きく環境が異なることは頭に入れておく必要があります。
マニラ留学するって、どうなの?
では続いて、マニラでの留学の良い点と悪い点について徹底解説します!
これはかなりリアルな評価になっていると思いますので、ぜひご参考に。
利点1:フィリピンの他の都市では味わえない快適さ
マニラの良い点はまず、セブやバギオなどの都市よりも全てにおいて都市化され、生活の利便性が非常に高いことです。
市内では電車が走っており、至るところに清潔でサービスもしっかりした飲食店があります。
また、公園などが整備されているところも非常に良いところです。
日本にいると当たり前だと感じてしまいますが、フィリピン国内で考えるとものすごいことです。
例えばセブでは、このような環境はI.T. Park周辺に限られており、その他のエリアは何らかの不便や不快適さを感じることが少なくありません。
利点2:教育・ビジネスの環境もフィリピンNo.1
次に、もちろんですが教育機関もビジネス環境においてもマニラは突出していると言えます。
マニラ首都圏としてみると、当然ながらフィリピンの大学トップ10のほとんどがこのエリアに位置しています。
ちなみに、フィリピンの東大と呼ばれるUniversity of the Philippines Diliman(国立フィリピン大学ディリマン)はマニラ首都圏のケソンシティにあります。
またビジネスについても、日系企業も含め多くの超有名企業のフィリピン支社がマニラにあります。
フィリピンのビールの最大企業、サンミゲルコーポレーションの本社もマニラですね。
このような環境から、留学後の進学およびインターン、就職においてマニラは圧倒的に有利と言えます。
欠点1:治安が良くない
続いて欠点ですが、まずはじめに挙げなければいけないのが、治安の問題です。
マニラは周知のとおり治安が悪いです。
セブなどでは、犯罪を起こす人の所得も著しく低いため、被害額は少ない傾向にありますが、マニラは大都市であり、iPhoneの強盗のためにホールドアップ(銃で脅す)などが割と平気で起こります。
マニラで比較的に治安が良いのは、ビジネスエリアとなっているマカティです。
それ以外の繁華街地区(マラテ等)や地方については、正直なところ留学に適応する環境が整っているとは思いません。
マニラでは、特に夜は大通りを歩いていても、一人だと犯罪に巻き込まれる可能性があります。
常に注意する、全てタクシー移動にする、などすればもちろん生活できますが、マカティ以外であえてマニラを選ぶ理由は薄い気がします。
欠点2:語学学校が少ない
これは治安の面と関係していますが、マニラは圧倒的に語学学校の数が少ないです。
都心部のため学校運営にかかる家賃などの費用が高いにも関わらず、治安が悪いため留学にあまり適していない部分があり、語学学校側としては運営が難しいためです。
今後、治安の改善とともに環境整備が進められていくと思いますが、現時点では選択肢が限られているのが現状です。
欠点3:諸費用が若干高い
マニラではそれなりに良い暮らしができますが。その分かかる費用も上がります。
セブであれば、レストランでも250ペソ程度で十分な昼食が食べられても、マニラは400ペソぐらいかかる印象です。(完全ローカルな店ではなく、日本人が行く店)
また、当然ながらアパートなどの賃料も少し高めです。加えて、治安面を考えると住める場所も限られます。
ただし、タクシーはセブなどと同様に初乗り40ペソから、ジプニーなどの値段も変わりません。
マニラの語学留学先はどう選ぶ?
それでは、マニラの語学学校の選び方ですが、マニラにおいては治安の良いエリアが大前提となります。
マニラ市内で、女性が一人で留学に来ても問題ないと言えそうなエリアは、現状ではマカティだけだと思います。(もちろんマカティでも深夜の人通りのない時間に犯罪が発生することはよくあります)
マニラ首都圏として考えると、多くの大学があるケソンシティが挙げられます。ケソンはマニラの中心から離れているため、物価もその分安いですが不便もあります。
ただ、語学学校の数は他の都市と比べて圧倒的に多いです。
上記の特徴を考慮した上で、どちらを選ぶか、というところですが、個人的にはせっかくフィリピンの都会に留学するなら、マニラの雰囲気を存分に味わえるマカティがおすすめです。
ということで、マカティにある語学学校をいくつか紹介します。
PJ Link Language Center
PJ Link Language Centerはマカティにある日本人経営の語学学校です。
この学校の一番の特徴は、日本人のスタッフが常駐している点です。
この学校の体験記を掲載しているブログがあるので、気になる方はご覧ください。
もみノマド
https://mominoki-blog.com/ph_study_pjlink-language-center_2017/
私も実際に行ってみましたが、この学校が入っているビルの外観はこんな感じ。
特に看板とかないのでちょっとわかりづらいです。
実際に行かれた方の様子では、学習環境的にはやはりセブなどに比べかなり劣ると思います。
American Institute for English Proficiency
American Institute for English Proficiencyはケソンシティにも系列校がある語学学校です。
この学校は試験対策など幅広い授業展開をしていますが、やはり学校の規模自体はそれほど大きくはありません。
ただ、先生の質などはそれなりに充実しているようです。
学校ホームページ
https://www.aiepro.com
まとめ
マニラでの留学およびマカティの語学学校のについてまとめましたが、正直なところマニラの学習施設については、他の地方都市に比べ進んでいないのは現状です。
ただ、マニラ留学では他の都市で得られないメリットもあるのは確かです。
マニラでの就職等を本気で考えている方は特に、マニラに慣れるという意味でもマニラで語学学校に通う選択肢はアリです。
また、マニラでの就職活動期間を無駄にしないためにも、マニラで勉強に励んでみてはいかがでしょうか。