こんにちは!
今回は数ある留学の形の中から「ファームステイ」についてご紹介します
近年は様々な留学エージェントさんがファームステイを紹介していたり、日本の農家さんにも外国人の方がお手伝いに来ることが増えたので、聞き覚えのある方も多いかもしれません
こちらの記事では、ファームステイをお考えならば必ず押さえておきたい基本情報やファームステイのメリット・デメリットについてご紹介、解説していきます
もくじ
ファームステイとは?
基礎中の基礎、ファームステイとは何ぞや?というところから見ていきましょう
ファームステイとは、文字通り
農場や牧場に滞在することです
都会の喧騒から離れて、海外の広大な農場や牧場で生活を送ることができる
大変魅力的なシステムです
ファームステイで何ができるの?
農場や牧場で実際に働き、広大な自然の中で生活することができます
滞在する国やファームステイ先によって仕事内容は様々ですが、
例えば、フランスやイタリアのワイン農園で収穫のお手伝いをしたり、
オーストリアやニュージーランドで牛や羊といった動物のお世話を手伝ったり…..
実際の現場に入って働くことができるというのは、
外国の農業や畜産業等に関心がある人にとって大変魅力的だと思います
また、語学学校への留学などではなかなか出会うことのできないローカルの人々と触れ合うことができたり、現地のリアルな生活にどっぷりつかることができるのも魅力の一つです
ファームステイのシステム/種類
ファームステイには大きく分けて2種類のシステムがあります
・労働の対価として宿泊設備や食事を無料で提供してもらう労働型のファームステイ
・滞在費を支払ってお客さんとして農場や牧場に滞在し、お仕事や現地のリアルな生活を体験できる体験型のファームステイ
世界的には労働型のファームステイが一般的で、WWOOFという有機農家と滞在希望者を結びつけるサービスが非常によく利用されています
ファームステイのできる国
ファームステイができる国というと、「オーストラリア」、「ニュージーランド」、「カナダ」、「アイルランド」等、英語の語学留学先としてメジャーな国々をイメージされる方も多いかもしれません
実際、多くの留学エージェントさんは現地語学学校が提供するファームステイプログラムを扱ってらっしゃるようです
しかしながら、ファームステイができる国はそれらだけにあらず!
WWOOFのサイトを見てみると非常に多くの国でファームステイができることがわかります
事務局がある国は60ヵ国以上、事務局はないがファームステイできる国を含めると、
その数なんと100ヵ国以上!
世界中にあるファームステイ先から関心のある分野、地域を選択できます!
下の記事でWWOOFについて解説しています
興味のある方は是非ご覧ください♪
費用
費用は滞在先、ファームステイのタイプ(労働型/体験型)によって様々です
体験型のファームステイに関しては、語学学校等が提供するプログラムによってさらにばらつきがあるので、具体的な費用をご紹介できません(汗)ご容赦ください。。
体験型ファームステイのイメージは、通常の語学留学にファームステイプログラムが追加されているという感じです
例えば、1週間滞在の場合
10~15時間の語学プログラム+ファームステイ体験
といったようにがっつり仕事をするというよりは、語学を勉強しつつ、海外の農場や牧場等のお仕事を少し体験するといった形になることがほとんどです
そのため費用は通常の語学留学と同等もしくは、語学留学+αくらいかかってくるようです
労働型ファームステイにかかる費用は多くの場合、下記項目のみ!
・航空券
・交通費
・提供される飲食物(3食)以外の飲食代
・WWOOFを利用する場合は登録料が必要になります(金額は国によって異なります)
ホストとのやり取りや航空券の手配を自分でやらなければならないといった手間はあるものの、労働の対価に宿泊施設、食事、経験等がほとんど無料で手に入ります
ファームステイのメリット・デメリット
メリット
都会の喧騒から離れて、大自然の中でゆ~っくり過ごせる
通常の留学では、学校に通うという性質上、どうしても生活範囲が街中に、中心地に絞られてくる傾向があります
その点ファームステイでは、日中は仕事、食事はホームステイ先で食べるといったように多くの時間を豊かな自然の中で過ごせることでしょう
通常の語学留学ではなかなか出会うことのできないローカルの人々と触れ合える
留学のメリットとして、「学校にいけば色々な国の学生と触れ合える」というメリットがしばしば上がりますが、ファームステイにそれは望めません(同時に複数人受け入れているホストは別ですが)
しかし、通常の留学ではなかなか出会うことのできないローカルのホストの下で生活することになるので、現地のリアルな生活にどっぷりつかることができます
費用が安い
体験型は置いておきまして、、、
労働型ファームステイであればかなり費用を抑えて海外に滞在することが可能です
デメリット
語学力の向上は”自分次第”
これはファームステイだけでなく、通常の語学留学にも言えることなのですが、
語学力の向上にはインプットとアウトプットのバランスが重要という観点から、ファームステイの場合は更に”自分次第”の側面が強くなるでしょう
通常の語学留学では生徒の学習状況、レベルに合わせて、インプットとアウトプットのバランスを取って授業を構成していきます
そのため生徒は意識をしなくても、日々インプットとアウトプットを繰り返すことが叶います
しかしながらファームステイには授業がありません
アウトプットに関しては日常生活で最低限必要になってくるので、頻繁に使うフレーズはおのずと身についていくでしょう
言い換えると、
インプットされているフレーズのアウトプットは自然とできるが、インプットは自分が意識して行わないと止まってしまうというわけです
語学力の向上に重きを置いてファームステイすることはあまり効率的でないと思いますが、働きながら現地の言葉に浸かれるというのはメリットであることに間違いはありません
語学力も向上させたいという方は、自分の学習状況と向き合いながらインプット、アウトプットの時間をしっかりと作って実践していく必要があります
ホストや仕事との相性は会ってみないとやってみないと分からない
受け入れ先を探す際に、しっかりと情報の共有と要望の擦り合わせをする必要があるのは言うまでもありません
語学学校や通常のホームステイ先のように、たくさんの口コミや情報があるわけではないので、どこまで頑張って情報収集しても、メールで詳細までやり取りをしても結局行ってみないと分からないという不安は多少残ってしまうと思います
そんな不安込みで楽しめると良いですね~
ビザ
費用と同様、ビザは滞在先、滞在期間、ファームステイのタイプ(給与の有無)によって異なります
選択する国によって観光ビザで滞在できる期間が異なるのはもちろん、有給/無給かで取得しなければならないビザが異なりますので滞在する国を決めたら、しっかりとその国の大使館HPでビザ情報をご確認ください
ワーキングホリデー協定国であれば、給与が発生するタイプのファームステイを行うことも可能です
また、WWOOFを利用する場合は給与が発生しないので、ワーキングホリデー協定国でなくとも、観光ビザが許す期間内であれば滞在可能です
まとめ
最後までご覧いただきましてありがとうございます
今回はファームステイの基礎の基礎をご紹介しました
今後国ごとに、ビザや費用の情報、どんなお仕事があるのか(どんな農産物・家畜が扱えるのか)等も具体的にご紹介していこうと思いますので、お楽しみに!