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ニッチなあなたこそが、世界で必要とされる人間になる


 

 

あなたは、スゴい人ですか?もしくはニッチな人ですか?

どちらでもないなと思う方は、ぜひこのブログを読んでみてください。

 

ニッチとはなんでしょうか。

ニッチ=niche は、もともと、寺院の壁面に、像や装飾品などを置く、「くぼみ」のことを指していました。

これが生物学的に「棲み分け」等の意味を持つようになりました。
ビジネスに使われる現在の意味になったのは1900年以降です。
現在は「ニッチ市場」のように、マーケティング等の領域で主に使われることが多いですね。

なお、このニッチ市場とは、「市場全体の一部を構成する小さな市場」、「スキマ市場」の意味で使われています。
これは、小さな市場のみを指すのでなく、大きな市場における少数のニーズ、という意味も含まれています。

上記を踏まえ、当ブログにおける「ニッチ」な人とは、全く常軌を逸したことをする人ではなく「そうきたか!」と思わせる、ひとひねりのある人を指しています。
例えば、マレーシアやフィリピンの語学留学が増加している中、タイにタイ語留学に行っちゃう!みたいな、そんな感覚です。

 

なぜ、ニッチな人であるべきなのか。


-In order to be irreplaceable one must always be different-
かけがえのない存在であるためには、常に人と違っていなければならない。
Coco Chanel

今は問題を見つける人間がマジで大事。


日本は、資源やサービスが既に充足され、全てが人口に対して過剰な状態になりつつあります。

世界を変えるような大きな革新でない限り、巨大な変化が生み出される確率は非常に低いと言っていいでしょう。

私が尊敬してやまない山口周さんが、著書「ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式」で紹介されていますが、現在の世界では、問題を解決する能力ではなく、問題を発見する能力に価値が生まれるそうです。この表現は完璧に現代を捉えていると私は思っています。
https://www.diamond.co.jp/book/9784478108345.html

要は、スゴいことをやる力ではなく、何がスゴいかを見つける力が問われるということです。

経済的に発展途上の日本社会では、山積みの問題をどう解決するかが大切なことでした。
しかし現代のように、問題があらかた食い尽くされた状態では、どこに問題があるかを見つけられることのほうが大切になってきます。

これは、起業を目指す人だけでなく、サラリーマンとして働く人にも同様に言えることで、言われたことをこなしていく=問題解決能力ではなく、クリエイティブな発想や柔軟な考え方を持つ=問題発見能力は、現代を生き抜く上で大きな武器になります。

平成元年には企業時価総額の世界ランキング上位6位までを独占していた日本が、令和では40位のトヨタをかろうじて残して姿を消すような世界の変化の早さに、言われたことをやるだけの普通の人はついていけないでしょう。

課題発見能力とニッチな経験の関係

では、どうすれば社会の課題を見つけ出し、「優秀な人材となるか」という点ですが、普通の人が普通のマインドで生活していては見つけにくくなっています。

また、クリエイティブな人というのは世間で大変もてはやされていますが、自分にそんな才能はない。。。と諦める方も多いと思います。

ここで、ニッチな経験の登場です。

ニッチな経験をしている人というのは、基本的に人と考え方が少し異なる場合が多いです。
判断というのは経験に基づいて行われるものですので、変わった経験をしていれば、それだけ判断や行動も普通ではなくなってきます。
この、「普通じゃない思考回路」こそが、課題を見つけ出すカギです。

最近、以前より”〇〇専門店” みたいなものが増えて来た気がしませんか?
料理に限っても、山芋、パクチー、かつおぶし、納豆等々、ちょっとマニアックな専門店が次々とオープンし成功しています。

このような流れこそ、ニッチな考えがいかに現代で価値を生み出すかを物語っています。
例え小さな範囲、少ない対象であったとしても、需要や改善すべき点を発見できることは大きな価値になります。
そういったことに感度が高い人は物事を見る際のフォーカスの仕方が違います。

とにかくここだけは必見。ニッチの強み!!

小難しくて読んでらんないよ!という方も、ここだけは読んでください!

上記で述べた、課題発見能力の高い人になれる、というのは長期における成長のお話なので、実感が湧きづらいかもしれません。

そんな方のために、ニッチがもたらすメリットについてご紹介します。

①必ず貴重な人材になれる。

世界に出て行く日本人は年々増えていますが、行き先の多様化はそれほどという感じです。

本ブログの、「今、ドバイがアツい!ドバイ留学をする意味〜ニッチ留学③〜」( https://nichexperience.com/dubai/ )でも紹介していますが、英語留学にフィリピンを選ぶ人と、ドバイを選ぶ人では、触れ合う外国人の幅広さが段違いです。

フィリピンはドバイに比べ圧倒的に治安も悪く、生活環境も良くはありません。その割に多くの日本人が在住しています。
もちろん、ビジネスチャンスが大きいなどの理由はありますが、普通に留学する人にとっては、費用面以外に大きな差はないでしょう。

例えば、転職先を探す際に、フィリピンへの留学経験がある多くの日本人と同じ土俵で戦うのと、中東への留学経験を持つ人材として特色を出すのと、どちらが有利でしょうか。

もちろん、行った国で判断することはないでしょうが、得た経験のオリジナリティーはかなり強いでしょう。

②シンプルにめちゃくちゃおもしろい。

そんなの人それぞれだろ!とか言わないでください。笑

みんなが行ってないところに行くのって、とても楽しいです
私はモロッコに旅行に行き、テントで一夜を明かし、美しい朝日をサハラ砂漠越しに見た思い出が、他のどの国での思い出よりも強烈に残っています。

一生に何度も何度も留学に行ける方は別ですが、どうせ行くなら、人が行かないところに行って、自慢できる経験をしたくないですか?

日本人がいないと不安・・・という方もいますが、結局留学に行けば外国ですし、複数人で最初から行かれる方を除けば、日本人がいようがいまいが不安がない留学など存在しません

それを言うなら、治安や生活水準が保証されている北欧や中欧ではなく、途上国の東南アジア諸国に住む方がよっぽど不安です。

③誰にも思いつかない目標ができたりする。

キラキラ感満載ですが、冗談で言ってるわけではありません。

ありきたりな留学では、ありきたりな道しか見つからないです。
私がセブに留学していた時、その暖かい気候に心も温められ、多くの人が暖かいオーストラリアへとワーキングホリデーで旅立っていきました。

日本人が周りに多く、ある程度道筋がついた経験をすると、視野が狭くなるものです。

ポーランド、ポルトガル、ハンガリー、アイスランドなどもワーホリ協定国だと知る人がどれだけいるでしょうか。

アイスランドにいたっては、基本的に英語が通じ、物価が安く、世界で最も平和な国と言われています。

一度思い切って、英語の語学留学をアイスランドに変えたら、ワーホリもできるのか!と気づきますし、「だったら他に面白そうな国ないかな・・・」と探せばまだまだいろいろな道が見つかります。

ニッチがニッチを呼ぶ、ニッチ連鎖です!

 

どうすれば、ニッチな経験ができるのか。

 

簡単です。

ニッチな留学をしましょう。

恐ろしいほど月並みな感想ですが、ニッチな留学は、本当に価値観や世界観を変えます。
具体的には、デンマークやフィンランド等の北欧、オランダ、ベトナム、モロッコやエジプト、ドバイにアブダビにサウジアラビアなど、まだまだ日本人が留学ではあまり選ばないけれども素晴らしい国がたくさんあります。

また、フランスやドイツのように留学先として有名な国でも、英語を学んだり、英語で授業を受けられる大学院など、やり方はあふれんばかりにあります。
王道を攻めるのも良いですが、選択肢を増やした上で決めた方が、より後悔のない留学になるでしょう。

就職活動で差別化を図るために、留学経験を話す学生は極めて多いですが、今どき留学経験者はたくさんいます。
自分を商品化し、競合と差別化を図りたいなら、ニッチな留学をしましょう。

社会に出たけど、キャリアアップがしたい、または一からやり直したいという人も、一流の大学院等に入れない場合は、ニッチな留学はどうですか?
誰にも真似できない経験は必ずあなたの強力な武器になります。

 

このブログについて

最後に、このブログでは、ニッチな留学をしたい!という人を全力で応援するために、上記で挙げたようなニッチな留学について、詳しく解説しています。
もしこのブログをご覧になって、少しでも皆様の人生を良い方向に変えられたら、大変嬉しく思います。

ぜひ、誰にも真似できないニッチな経験をして、もっともっとユニークな人へと成長していきましょう!