最近は多様な働き方が取り上げられることが多く、海外で就職することを夢見ている人もたくさんいらっしゃるかと思います。
でも、海外に住んで、海外で働く…なんだかハードルが高そうな感じがしますね。
ところが東南アジアには、みなさんが思っている以上に、日本人の求人もたくさんあるんです!
中でもベトナムはとても成長著しい国で、たくさんの日本人がベトナムに住んで働いています。
ベトナムのGDP(国内総生産)は毎年7%近く成長しており、日本の年1%の成長率と比べると、そのすごさが分かるかと思います。
フィリピンなどの英語教育が推進されている国と異なり、英語を話せるベトナム人はそれほど多くないのが現状です。
そのため、ベトナムで求人を探す際には、ベトナム語を話せることが大きな武器になります。
今回は、ベトナム語を勉強して、ベトナムに移住したい!と思っている方、ベトナムに興味がある!という方のために、ベトナム留学についてまとめました。
もくじ
そもそも、
ベトナムってどんなところ?
ベトナム留学について本題に入る前に、まずはベトナムがどんなところなのか、簡単にまとめました。
ベトナムの基本情報
ベトナムの場所
ベトナムは縦長で、ラオス、カンボジアに面した東南アジアの国家です。
羽田、成田からの直行便を利用すればおよそ6時間弱で行ける、比較的近い国です。
最近はベト・ジェットなどのLCCも就航し、ますます日本にとって近い国になってきています。
日本との時差は−2時間で、日本が朝9時にベトナムが朝7時、という感じです。
気候
ベトナムは縦長であるため、北部、中部、南部で若干気候が異なります。
北部:ハノイなど
亜熱帯ですが、四季のようなものがあります。
1月から4月にかけては最低気温が20度を下回り、朝晩はかなり冷えます。
中部:フエ、ダナンなど
年間を通して暖かく、1,2月を除いて最低気温が25度を下回ることはあまりありません。9月から年末にかけてが雨季となります。
南部:ホーチミンなど
年間を通して暖かいです。雨季となる4月から5月頃は湿度も上がり、蒸し暑くなります。
食文化
ベトナムの食文化は、南北に長いこともあり、地域によって異なります。
全体としては、フォーや生春巻が有名なように、米を使った麺類やライスペーパーを使った料理が国民食です。
また、フランスが統治していた歴史から、ベトナムコーヒーが有名です。
ベトナムの留学環境について
・日本との文化の差が少ない
ベトナムは国民の7割以上が仏教徒と言われたりもしますが、実際は日本のように、儒教や道教のように様々な宗教が混ざり合っているとも言われています。
また、真面目で手先が器用な人が多く、日本人によく似ていると言われることが多い国です。
ただ、東南アジアの他の国と似ていて、プライドが高く怒られることを嫌ったり、家族を非常に大切にする、などの特徴があります。
食事も米が主食で、タイなどと比べて辛味が少なく、日本人にとっても比較的馴染みやすい味と言えるでしょう。
・ビーチリゾートがあり、リフレッシュできる
ベトナムは、ダナン、ニャチャン、フーコックなど、リゾート地が多いことで有名です。どの都市も海がきれいで、近年は日本人も含め多くの観光客が訪れています。
せっかく東南アジアに行くなら、たまにはリゾートでゆっくりしたい!という人も、休日は各地に点在するリゾート地を満喫できるのがベトナムの大きなメリットでしょう。
・治安はどうなの?
イギリスのエコノミスト紙の発表では、ベトナムの治安は世界43位となっています。この順位はイギリス(46位)韓国(49位)などよりも上ですが、地域によってはスリやひったくりなども発生しています。
東南アジア諸国と比較すると治安は良いと言えますが、油断は禁物であることも忘れないでください。
ベトナム就職をまだ考えていない人も必見!ベトナムを留学先に選ぶこれだけの理由
次に、ベトナムを留学先に選ぶ理由について、特におすすめしたい部分をご紹介します。
海外就職先として非常に強い
現在ベトナムには、2018年時点で600社以上もの日系企業が進出しています。(JETRO ベトナムの概況より)
しかしながら、従業員を全てベトナム人で補うことは難しく、多くの企業が日本人の求人を公開しています。
求人の規模感が気になる方はぜひ、下記の求人サイトを一度見てみてください。
https://kamome.asia/vietnam/
カモメアジア転職
https://919vn.com
QUICK VIETNAM
こちらから分かるとおり、必要とされる日本人の枠は大量にあります。
しかし、海外で働きたいと思っている日本人は実際、この求人数よりいらっしゃるでしょう。ではなぜ、未だに人手不足なのでしょうか。
要は、それに気づくかどうか
それだけです。
ベトナム語を日常会話レベルでも話すことができれば、ベトナムで就職を狙う多くの人よりも大きなアドバンテージを得ることができます。
また、流暢にベトナム語が話せなくても、ベトナムでの留学経験は大きなプラスになります。
海外で就職する際に企業が知りたいこととして、海外での生活に適応できるのか?という面があります。
ベトナムでの留学経験があれば、ベトナムで働くことにも抵抗がない、むしろベトナムでの生活に愛着が湧いているとも言えるでしょう。
さあ、ベトナム語を勉強しましょう。
日本に来るベトナム人が増えている
ベトナムは、前述のとおり成長著しい国であり、急速に経済発展が進んでいます。
そのため、ベトナム人の中でも海外旅行がだいぶ浸透してきており、特にベトナム人に人気の旅行先が日本なのです。
雨季と乾季しかない東南アジアの国の人々にとって、四季があるということは、実はものすごく”クール”なことです。
そのため、季節を特に大切にし、四季に沿って変化を見せる日本はベトナム人にとって大人気の旅行先です。
また、近年は外国人労働者の雇用も進み、ヤマハ等のメーカー系の企業では、ベトナム人の雇用をかなり増えてきています。
このように、日本に来るベトナム人が年々増加している一方で、ベトナム語を話すことができる人材というのは非常に限られています。
もしあなたがベトナム語を話すことができたら、大きく選択肢が広がると思いませんか?
その前に英語だよ…と思う方も多いと思いますが、日本国内の英語学習者は約800万名いると言われています。
今後の世の中では、専門性に特化した人、ニッチな経験をしている人こそ、必要とされる時代になっていきます。
詳しくは以前の記事をご覧ください。
URL
これだけのニッチなチャンスがあるなら、英語じゃなくベトナム語を勉強しましょう。
費用が安い
ベトナム留学の費用ですが、1ヶ月で約30万円、1年で150万円ほどとなっています。
地域によってもちろん異なりますが、物価も安く、欧米諸国への留学より格段に安いことは言うまでもありません。
後ほど、各都市の留学先について紹介していますので、気になる都市があったらぜひ学校のサイトを見て、具体的な費用感について調べてみてください。
ベトナム語を勉強するってどうなの…?
次に、ベトナム語についてですが、そもそもベトナム語に触れる機会が少なく、学習に不安な方も多いと思いますので、ベトナム語学習について説明します!
ベトナム語は難しい?
ベトナム語は、英語と同様ではなく、異なったアルファベットを使用します。例えば、
Tôi là người nhật bản
私は日本人です。
このように、「声調記号」や「母音記号」と呼ばれるものが、英語のアルファベットに付いています。
しかしながら、文字の読み書きや文法は一般的にそこまで難しくないものと考えられています。
その一方、発音がかなり独特で、日本人にとってはかなり苦労する部分です。
そのため、正確なスピーキングの習得のためには、ネイティブのベトナム人に教わるのが一番の近道と言えます。
おすすめのベトナム留学先!
続いて、ベトナムのおすすめの留学先についてまとめました!
ホーチミン
SAIGON LANGUAGE SCHOOL
http://saigonlanguage.com/jp/
サイゴンランゲージスクールは、日本人担当者がおり、入学までのやり取りも安心して行うことができます。
また、旅行者向けに2時間で35USドルのコースも開講されており、旅行ついでにベトナム語を一度学んでみたい!という方にも非常にオススメです。
費用は生徒数によって異なりますが、1人の場合でも45分1コマで8USドルと非常にお得です。
ハノイ
ZEN ハノイ校
https://zen.kosaido-hr.com
こちらも日本人スタッフが常駐している語学学校です。
費用は4週間、1日4時間コースで28,256,800ベトナムドン、
日本円でおよそ13万円程度となります。
基本的にマンツーマンレッスンなので、会話力を伸ばしたい方などは最適の学校と言えるでしょう。
最後に
ベトナム留学について紹介してきましたが、日系企業への就職であれば、ベトナムにいても英語のみで仕事ができる場合も多いです。ただ、そのような場合でも、日常生活においてベトナム語が話せることは大きな利点になります。また、せっかく海外に行くのだから、現地の言葉を覚えようという姿勢は、ベトナム以外の国でも大いに歓迎される事だと思います。
ベトナムに行く予定がある人もない人も、ぜひベトナム語に挑戦して、人生の幅を広げてみてはいかがでしょうか。