こんにちは!
今回は、昨年新たにワーキングホリデーの協定が結ばれた、チリについて徹底解説します。
特にスペイン語を学んでいる人にとっては、大きくチャンスが広がるタイミングです。チリでのワーキングホリデーを通して、他の誰も真似できないニッチな経験で差をつけましょう!!
もくじ
はじめに
チリと日本は、2018年2月よりワーキングホリデーの協定を結びました。これによって、チリ人と日本人が互いの国でワーキングホリデービザで働くことができるようになりました。
南米の国では、他にアルゼンチンが日本との協定を結んでいます。
なお、アルゼンチンへの留学については以前本ブログで紹介しておりますのでご参照ください。
南米への渡航に興味を持っている方は、現時点で2つの選択肢に絞られることになります。
チリという国について
チリでのワーキングホリデーについて検討する前に、簡単にチリについて見てみましょう。
チリはご存知のとおり南米にある国で、アルゼンチンと隣り合った縦長に伸びる形が特徴です。
チリは多くの壮大な観光地を持つことでも有名です。日本人だと、イースター島のモアイ像群などがなじみがあるのではないでしょうか。
チリの気候は日本とよく似ていますが、冬は平均気温が10℃を下回ることはあまりなく、少し日本よりも暖かいようです。
公用語はスペイン語ですので、スペイン語学習者にとっては素晴らしい環境となるでしょう。
チリでのワーキングホリデーについて
チリのワーキングホリデーに応募するにあたって、以下の要件を満たす必要があります。
- 1. 日本の国民、住民であること。
- 2. 査証申請時の年齢が18歳以上30歳以下であること。
- 3. 被扶養者を同伴しないこと(ワーキングホリデー査証あるいは別の種類の査証を有する場合は別)
- 4. 有効な旅券を所持すること。
- 5. 帰りの切符または切符を購入するための資金を所持すること。
- 6. 滞在の当初の期間に生計を維持するために必要な資金を所持すること。(月約USD700が望ましい)
- 7. 入院、死亡時の本国送還を含む医療・傷害保険に加入していること。
- 8. 以前にチリのワーキングホリデー査証を発給されたことがないこと。
- 9. 健康であること、犯罪歴がないこと。
なお、チリのワーキングホリデーの期間については、1年間として、もう1年間の延長が可能となっています。ですので、最長で2年間はワーキングホリデービザでチリに滞在することができるんです。
チリで働くことは可能なのか?
ワーキングホリデービザで渡航することを検討する際の最大の不安は、渡航先で仕事が見つかるのか?という部分だと思います。
ワーキングホリデービザでは、就労とともに就学も認められているため、スペイン語に自信がない方は一度語学学校などで勉強すると良いでしょう。
語学学校については、チリにもそれなりの数があるため、それほど心配する必要はありません。
では仕事は?というところですが、結論から言うと、もちろん十分に日本人の仕事はあります。
特に観光業が盛んなチリでは、ホテルやレストラン、旅行会社などで多くの仕事を見つけることができます。
これらの仕事であれば、日本のエージェントで手続き等を代行している会社もあるので、とにかくチリで働いてみたい!という方はエージェントの利用も視野に入れると良いでしょう。
一方で、他のワーキングホリデー先も同様ですが、一般企業での就業は、期間が限られている上に高度な語学力を必要とされるため、現実的ではない部分があります。
しかしながら、現地にコネクションがあれば働かせてもらえる場合もよくあります。
もし特定の業種、会社に興味がある場合は、事前に現地に住む日本人のコミュニティと連絡を取るなどをすることで就業できる可能性も増えるでしょう。
チリに留学するメリットは何なんだろうか
スペイン語圏では現在スペイン、アルゼンチン、そしてチリがワーキングホリデーの協定国となっています。
では、その中でチリを選び、チリに留学する利点は何でしょうか。
観光地のスケールが大きい
チリは縦長なその国の形によって、地域ごとに全く異なる観光地を持ちます。
絶大な人気を誇るイースター島、ラノ・ララクはもちろんのこと、雄大な火山や氷河など、一言に大自然とは語れないほど壮大な自然を持っているのがチリの強みです。
このような特徴を一人でも多くの観光客に伝える仕事ができたら、何にも代え難い素晴らしい経験になること間違いなしです。
南米特有の雰囲気で自分自身を見つめ直す
チリは南米の国々の中でも治安が良い国と言われています。
もちろん、海外にいる以上は注意して生活するのが大前提ですが、南米の陽気な雰囲気、アーティスティックで喜びや楽しさに満ちた生活を思いっきり楽しむことができます。
特にパルパライソという、街全体が世界遺産になっている地域では、日本と全く異なる文化に強く影響されることでしょう。
留学に行くと、海外の人々のオープンな性格に良い意味で影響されて、人見知りな性格が治ったりするなど、良い点がありますが、そのように自分を変えたい!と思っている人にとってチリは最善の選択と言っても過言ではありません。
ワーキングホリデーに行くことは、単にキャリアの足しにすることではありません。
様々な制限があるからこそ、チリは雄大な自然とともに、日本とは全く違う環境に身を置いて、自分自身を見つめ直し、今後のキャリア転換の強力な足がかりにすることができます。
誰も行かない場所にこそ行く意味がある
精神論っぽいと言われそうですが、そうではないです。
ワーキングホリデーは経験が命です。もちろん語学のレベルアップなどの目的もありますが、どれだけ自分に有益な経験ができるかが大切でしょう。
チリはワーキングホリデー協定国になって間もなく、日本人の渡航者も今のところ非常に限られています。
海外で、日本で得られない経験をするために行くなら、日本人の多くが得ていない経験をするのがベストです。
チリはワーキングホリデーの態勢が整っているのに、まだマイナーです。ということは、今がチャンスですよ!!!
まとめ
チリのワーキングホリデーについてまとめましたが、既にチリでのワーキングホリデーを経験している方もちらほらいらっしゃいます。
先人の経験を活かしつつ、日本人のチリ渡航者のパイオニアとして、全く新しい経験をしてみませんか?